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スタディーツアー2016を開催しました

難民事業本部で定期的に開催しているスタディーツアーでは、国際機関、日本語支援団体、難民を雇用している事業主といった難民支援団体の御協力のもと、各団体を訪問し、日本における難民支援に関わる現場の方々の話を伺っています。今回は、3月4日(金)、8日(火)の2日間にわたり開催し、学生、社会人の22名の方にご参加をいただきました。

1日目はまず難民事業本部事務所にてオリエーテンションを開き、インドシナ難民・条約難民・第三国定住難民に関する日本における難民の受け入れの歴史や日本における難民支援を知ってもらいました。また、日本に定住している難民に参加していただき、聞いてみたいことを直接投げかけてもらいました。

次の訪問先の国際移住機関(IOM)では、IOMが難民支援に関してどのようにかかわっているかや移住と移民について詳しくご説明いただき、IOMの幅広い活動を知ることができました。

1日目最後に訪問した公益社団法人国際日本語普及協会(AJALT)では、現場で活躍している講師の方々から直接話を伺うことができました。日本語を覚えるだけではなく、自分で伝えること、日本人とのコミュニケーション力を身に付けることが、日本に定住していく上で重要であり、これからずっと続く長い日本での生活において、生活者としての生きた日本語教育をしていると教えてくださいました。

2日目は、RHQ支援センターを訪問し、第三国定住難民による学習発表会を見学しました。学習発表会は、これまでの日本語学習の成果を発表する場です。学習発表会では、大人コースの方たちによる自分の夢についてのスピーチや朗読、子供コースの皆さんによる歌や寸劇が披露されました。自分の夢についてのスピーチでは、自分のことだけでなく、家族や周りの人たちを想う気持ちなども披露され、大変温かい発表会となりました。

次の訪問先のファーストリテイリング社は、CSR活動やさまざまな社会課題に対して服を通してできることをテーマに社会貢献を行っています。難民支援については、ユニクロの商品のリユース・リサイクルを行い難民キャンプに送る「全商品リサイクル活動」などの説明を受けました。また、同社では難民の雇用もしており、難民は様々な店舗で他の従業員の方と同じく商品の陳列や管理、縫製などを担当しています。難民に対する研修制度や社員制度などについてもご説明いただきました。

最後に訪問した国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)では、難民保護活動について、政府、NGOなど関係団体とどのようにつながり、日本において難民支援事業がどのように行われているか詳しくご説明いただきました。UNHCR訪問は、難民支援の難しさや日本における難民の自立を目指した解決策について参加者と一緒に考える機会にもなりました。

今回のスタディーツアー参加者からは、難民を身近に感じることが出来たという声が多く聞かれました。日本は難民を受け入れていないと思っている方もいましたが、日本でも難民を受け入れていることを知り、様々な団体が関わっていることを実感していただけたと考えています。

参加者同士で難民支援に関わるボランティア、ネットワークを繋げていっていただくことを期待しつつ、難民事業本部としては、これからも日本の難民の受入れを知っていただき、支援の裾野を広げるよう努めていきたいと考えています。

≪行程≫
1日目:難民事業本部、国際移住機関(IOM)、
     公益社団法人国際日本語普及協会(AJALT)
2日目:RHQ支援センター、ファーストリテイリング社、
     国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)


 
 
   
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