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「第14回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」を開催しました(2017.8.7,8)

 毎年夏に開催している「多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」を、今年も8月7日(月)、8日(火)の2日間、JICA関西にて開催し、2日間で延べ162名の方々にご参加いただきました。

 このセミナーは、平和、貧困、開発、人権、環境、難民などの地球的課題について学校の授業で取り上げてもらうために、教員を主な対象として、教育委員会(兵庫県、神戸市)と、国際協力団体であるJICA関西、(公財)神戸YMCA、(公財)PHD協会、難民事業本部の6団体が2004年から毎年共催しているものです。

 基調講演では、同志社女子大学現代社会学部現代子ども学科の藤原孝章教授より、学校や社会教育の現場などで取り組まれてきた国際理解教育や開発教育といった教育活動における教育内容、目標について、また、新学習指導要領で強調されている「主体的、対話的で深い学び」との関係について、講演とワークショップを行っていただきました。

 また、9つの分科会では、現職の教員、NGO職員、協力隊OV、専門家らがファシリテーターを務め、授業のヒントとなるように参加型学習の実践を紹介しました。

 難民事業本部は、「あなたは難民になりますか」と題した分科会を担当し、もし自分が難民になったら何を持って逃げるのか、どんな状況に置かれたら「逃げない」「近くの安全な場所に逃げる」「遠くの豊かな国に逃げる」を選択するのか、様々な本国状況、家族構成、近隣状況を踏まえてグループ内で話し合い発表していただきました。プッシュ要因、プル要因との関係性や世界の難民状況を解説し、参加者からは「普段あまり深く考えてないと自分を反省。できることを考えたい」、「ワークショップで、難民になる人たちへの理解の甘さを痛感した」、「メディアからしか情報を得ていなかったが、自分が難民になったときのことを初めて考えた」、「教員の方と話すことができ、どうやったらもっと国際協力を広げることができるのか参考になった」等の感想をいただきました。

 教員や学生を含め22名の方々にご参加いただき、難民問題について関心を持っていただくよい機会となりました。

 難民事業本部では、これからも教育現場で難民について考えていただけるよう、教員の皆様と連携してまいります。


 
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