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セミナー「わたしたちの難民問題2018/Vol.19」を開催しました(2018.11.14,21,12.5)

 難民事業本部では神戸YMCA、兵庫県国際交流協会、日本国際連合協会兵庫県本部と共催で、国内や海外の難民問題を広くみなさんに知っていただくためのセミナー「わたしたちの難民問題2018/Vol.19」を開催いたしました。

 第1回は、難民事業本部関西支部支部長代行の中尾秀一が「日本の難民受け入れ」と題し、1970年代後半からのインドシナ難民の人々の定住支援活動についてお話ししました。また、日本に暮らす難民には、インドシナ難民、条約難民、第三国定住難民の3種類があり、その属性により受け入れの仕組みが違うこと、現在の受入れ状況について説明しました。参加者の多くから、「分かりやすかった」、「難民の人々の定住を促進するためには、周囲の理解と支援が必要」との感想をいただきました。

 第2回は、元「宝塚・アフガニスタン友好協会」代表の西垣敬子さんをお招きしました。西垣さんは、1994年から去年までの23年間、政情不安定な状況にあってもアフガニスタンを定期的に訪問し、女性と子どもを対象とした支援活動を続けてこられました。セミナーでは、その熱意ある活動の成果や、活動を通じて得た経験のみならず、同国の文化・歴史・芸術等についても聞くことができました。参加者から「西垣さんの勇気と熱意に感動した。アフガニスタンに知力ある女性がもっともっと増えることを切に願う。アフガニスタンについていろいろ調べてみる」、「アフガニスタンの活動だけでなく、素晴らしい歴史的魅力と芸術性の高さを知ることができて良かった」、「話だけでなく、現地の様子をスライド上映してくれるので、退屈せずにお話をきくことができた」といった声が聞かれました。

 兵庫県内でベトナム難民に次いで多いのがラオス難民です。兵庫県立大学准教授の乾美紀さんは、20年以上わたり、「研究者」また「支援者」として、ラオス難民に関わってこられました。第3回では、乾さんに、「日本に暮らすラオス定住難民」をテーマに、彼らの定住の経緯、暮らしぶり、抱える問題について教えていただきました。特に幼い時に日本に来た1.5世代の人々は教育の継続が難しかったため、単純労働に就く人が多かったことや、その子どもたちの家庭学習にも影響していることを知りました。その上で乾さんは、「私たちがどう関わることができるか?」について事例を紹介してくださいました。参加者も、「ラオス難民のことについてほとんど知る機会がなかったので、今回のご講話はとても興味深いものだった」、「どんな事に困っているのか、どのような支援、かかわり方ができるのかがわかって良かった」といった声が聞かれました。

 難民事業本部では、今後も難民問題を身近に感じていただくため、有意義なイベントを企画してまいります。


 
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