INFORMATION

2019.3.1

「支援者の声 No.1」居場所作り

 神奈川県には、インドシナ難民定住者を含む在日外国人を支援するボランティア団体がたくさんあります。横浜市と大和市にまたがる県営いちょう団地を拠点として活動する「多文化まちづくり工房」代表の早川秀樹さんからお話を伺いました。

「多文化まちづくり工房」代表の早川秀樹さん
 いちょう団地の自治会の人たちは、私たちの活動に協力的で、外国人の住民の人たちは、ばったり道で会うと家に招いてごはんをご馳走してくれたりと、とてもアットホームな町です。
 現在は大人15人、子ども30人のベトナム、カンボジア、中国の人たちの日本語学習や教科補習をしています。スタッフは大学生など若い人たちが多いので、子供たちは日本語を習いに来るというより、お兄さんお姉さんとお話をする場、ドッチボールなどをする遊びの場として集まってきます。両親が残業や夜勤の仕事のため、夜子どもだけで家にいる家庭が多く、皆で集まる場ができたらと思います。
 今後は、日本語や教科学習の他に生活相談、情報発信(災害時の情報提供)、多文化理解と活動を広げていきたいです。そのためには、活動資金や運営スタッフを集めたり、事務所を設けたりとすることが山のようにありますが、皆が住みやすく、共存できるいちょう団地にしていきたいです。

関連記事

PAGE TOP