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2021.9.22

「第18回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」を開催しました(2021年8月3日-6日)

 毎年夏に開催している「多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」を、今年も8月3日、4日、5日、6日にオンラインで開催しました。このセミナーは、平和、貧困、開発、人権、環境、難民などの地球的課題について学校の授業で取り上げてもらうために、教員を主な対象として、教育委員会(兵庫県、神戸市)と、国際協力団体であるJICA関西、神戸YMCA、PHD協会、難民事業本部の6団体が2004年から毎年共催しているものです。

 基調講演では、北海道教育大学名誉教授の大津和子さんに「ESD x SDGsと国際理解教育」と題してお話しいただきました。参加者同士がグループでSDGsとコロナの感染最大の関係について話し合える時間もあり多様な視点で考える機会となりました。4日間にわたって国際理解、環境、多文化共生、難民、平和等幅広いテーマによる分科会が行われました。新型コロナ禍により例年と異なりオンライン形式となりましたが、4日間で265名の方々にご参加いただき、関西圏外、国外からの参加もありました。

 難民事業本部は「ワークショップで考える難民問題」と題した分科会を担当し、どのような人を難民と呼ぶのか、なぜ難民になってしまうのか、もし自分が難民になったら何を持って逃げるのか、難民キャンプでの食事の量など生活はどのようなものなのか、難民が抱える問題や世界の難民状況についてワークショップを通して考えました。教員や学生も含め32名の方々に参加いただき、難民問題について関心を持っていただくよい機会となりました。

 難民事業本部は、これからも教育現場で難民について考えていただけるよう、教員の皆様と連携してまいります。

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