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2013.2.26

カンボジア文化伝統支援委員会主催行事

 2012年3月18日、相模原市「けやき会館」にてカンボジア人定住者が集まり厳かな行事が開催されました。「東日本大震災犠牲者追悼集会」です。
 これは昨年11月に発足したカンボジア人グループによる「文化伝統支援委員会」の行事のひとつです。カンボジア人の生活様式は仏教行事に則ったものであるため、平素より常に僧侶を囲んで心の平安を祈る場に集うことを願っていることから、僧侶の常駐を必要としているそうです。主催者は母国から僧侶を招へいしました。年間行事を僧侶と共に開催するための招へい、住まい、生活の費用すべてをねん出しているそうです。
 同委員会は在日カンボジア人定住者が協力し合って僧侶を常駐させる建物を持つことを第一の目的としています。そのため様々な機会を設けてカンボジア人定住者たちが心を一つにして行事を開催、その都度仏教儀式を行い、僧侶の必要性を伝えていきたいと考えているそうです。
 従来より在日カンボジア人たちは自分たちの居住地を中心とした自助グループが複数あり、1年に1度お正月行事を行うために実行委員会形式で各グループの指導者たちが共催で開催してきました。
 この日も、各グループの枠を超えてカンボジア人が集いました。壇上には母国の寺院の写真とカンボジア語で「東日本大震災犠牲者追悼集会」の垂れ幕を掲げ、僧侶が中心に座し読経が響き渡りました。定住者たちは読経に聞き入り、犠牲者への祈りを捧げました。
 又義援金を募るための募金箱を用意し、壇上から参加者へ募金を呼びかけました。その後関係者が会場内に募金箱を回し、参列者は積極的に募金に応じました。
 儀式のあと民族舞踊を披露し、母国料理を振る舞いました。募金は新聞社を通じて送金されました。

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