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2005.2.22

国際救援センター93期生の日本語教育「日本語学習発表会」 4ヵ月にわたる日本語教育の総仕上げとなる「日本語学習発表会」を2005年2月22日(火)に実施しました。 画用紙に色鉛筆で思い思いに絵を描き招待状を作った学習者たち。「私たちの発表会に来てください」と笑顔を添えて職員に手渡してくれました。
 チャイムが鳴り講師にふんした学習者が授業風景を再現。遅刻者をしかる場面では、講師の口調をまねて「どうして遅れたの?時間どおりに来てください」このセリフに本物の講師たちも大爆笑。
 「ベトナムでは白いアオザイは学生服です」と学習者。しかしこの日彼女たちが身に着けていたのは、晴れの舞台に映える色とりどりのアオザイ。
「さかな、さかな、さかながいます」戸外学習で見学した水族館を紹介する高齢者クラスの学習者。手描きの魚の絵を泳がせながら童謡チューリップの替え歌で「さかなの歌」を披露。聴衆からは大きな拍手。
 児童クラスは童謡「どんぐりころころ」に振りを付けて披露。「目を閉じて聴いていると日本人の子どもが歌っているみたいね」との感想が聞かれた。地道な練習が実を結んだ。
学習者にとって大勢の聴衆の前で、しかも日本語で自分のことや母国のことを話すのは初めての経験でした。この発表会では学習者がこれまでに習得した日本語と個性を発揮できるように講師がさまざまな工夫を凝らしたこともあり、それぞれ大変充実した内容となりました。そして何よりも「これだけは伝えたい」という学習者の強い思いを感じることができました。

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