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2017.3.17

第三国定住第7陣 定住地への移転、新生活の開始

昨年9月にマレーシアから来日した第三国定住難民第7陣のミャンマー人7世帯18名は、約6ヶ月間にわたるRHQ支援センターの所定の定住支援プログラムを終了し、東京都内の宿泊施設から千葉市に引っ越し、2017年3月17日より新しい住居での生活を開始しました。 新たな住居に移った後は、隣近所に引っ越しの挨拶をしたり、必要な家電や家具を購入したり、住まいを整えました。また、子どものために小学校や保育所の持ち物を揃え、大人は職場までの定期券を購入し、通勤の練習を行ったりと、新生活の準備に忙しい日々を過ごしました。
4月からは、大人は職場で適応訓練を開始し、小学生は地元小学校に入学、幼児も保育所に入所し、生活をスタートさせました。ミャンマー人家族からは「以前一時滞在していたマレーシアとは異なり、日本では正規の在留資格で仕事に就くことができ、子どもにも公教育を受けさせることができて、本当に嬉しい」という声が多く聞かれました。新しい生活を始めたミャンマー人家族の表情は、生き生きとした希望に満ちあふれており、新しい生活を切り開いていこうという前向きな姿勢が見てとれました。 この定住地には第三国定住第5陣、第6陣、第7陣の合計18世帯が同じ団地に居住しており、同地の安達自治会長をはじめ、地域住民の方々から温かく迎え入れられています。老人会のカラオケ交流に参加したり、夏祭りなどの大きなイベントでは、地域住民の一人として、率先して会場づくりの準備を手伝うなど、定住地に着実に馴染んでいっている様子が見受けられます。 難民事業本部は、今後も、生活相談や日本語学習支援を通じて、保育所、小学校、中学校とも連携しながら、一日も早く難民家族が自立して、地域に貢献できる人材になるよう、引き続き支援を行っていきます。

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