2016.11.1
第三国定住難民が定住先で通信教材を使った日本語学習を開始しました
文化庁が第三国定住難民のために開発した新教材「社会参加のための日本語通信講座」を使った日本語学習が定住先の各地で始まりました。 この教材を使った学習を希望する難民に対し,RHQが教材の提供を行います。大人向けの教材ですが,来年小学校に入る子供と一緒にひらがな,カタカナの練習をしたいという保護者からの希望があり,「ひらがなワークブック」「カタカナワークブック」などは子供に対しても配布しています。 定住先の中には,教材に沿って読み書きの指導を行うとともに,話す力を身につけられるような,教室形式での添削指導を実施しているところもあります。 教材には多くの写真が掲載されており,定住先での生活経験を重ねた難民にとっても分かりやすいようになっています。この教材を取り入れて指導している日本語教室では,写真を手掛かりに身近な物の名前など日常生活と文字とを結びつけながら難民が指導者と楽しく学習している様子がうかがえました。
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