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2011.6.1

第三国定住難民子どもたちの活躍

2010年に来日した第三国定住難民第一陣の子どもたちのうち、中学3年生の3名が定住先の中学校を卒業し、全員が高校に進学しました。これまでも中学校卒業後に定時制高校に進学した者が2名いましたが、今回進学した者3名の内2名は、第三国定住難民として初めて全日制高校への進学を果たしました。さらに入学後に行われた定期試験の総合得点で学年10位の成績を修める生徒もおり、定住先の関係者からは「5年間苦労したこともいろいろあったけれどたくましく成長している子どもたちの姿は感無量だ」と歓びと期待の声が上がっています。 また、去る5月に行われた伊勢志摩サミットに関連して同月14日(土)に開催された三重県教育委員会主催の「子どもふるさとサミット」に第一陣の中学2年の男子生徒1名が市の代表の一人として出席しました。この生徒は「他国とのつながり」に関する分科会に参加し「他国の人と仲良くするためには自分から勇気をもって話しかけ、行動することが大事」というスピーチを行い、多くの人の共感を得、また地元のテレビ局のインタビューを受けた様子も放映されました。 子どもたちのこれらの活躍は本人の努力の賜物ですが、同時に、定住先において難民に関わる方々が温かな援助を継続してくださっているからこそであると考えています。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

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