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2020.1.31

第三国定住難民第10陣が地域活動に参加しました(2020.1)

2020年1月の午後、地域住民の皆様にご協力いただき、交流会を開催いたしました。難民の方にはこの交流会を通して、地域のコミュニティに積極的に参加することができるようになることを目的にしています。

まず学生団体によるオーケストラの演奏があり、参加した難民達はアニメの音楽や聴いたことがある音楽だと嬉しそうに話すなど全員が聞き入っていました。その後はけん玉、こま遊び、羽根つき、輪投げ、百人一首に分かれ、日本の昔遊びを体験しました。けん玉では、せーので振り上げ、「成功した!」と歓声があがりました。こま遊びでは紐を巻き上げ誰が一番長く回せるか競いあいました。羽根つきでは天井に羽がつきそうになるほど白熱したやり取りが繰り広げられました。輪投げでは真ん中の得点に入れられるか競争し合いました。

その後、各クラスに分かれてそれぞれ自国文化紹介の発表会を行いました。親子で音楽に合わせて踊りを披露したり、ヒジャブの巻き方を日本語の先生をモデルに実演したり、民族衣装を準備して民族の踊りを披露したり、石を使った国の遊びを日本語で説明しながら披露したり、皆自国の文化を紹介しました。

最後は「うえをむいてあるこう」を、地域の皆さんと一緒に歌いました。「つらいことがあっても上を向いて歩いていこう」と歌う様子は難民自身と重なり、支援する側とも一体感が生まれました。

もうすぐ3月で定住支援プログラムが終了しますが、日々の学習を通じて一人一人が着実に日本語を身につけており、日本に定住し、生活していく姿が想像できるまでになっています。

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