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2016.10.1

第三国定住難民第7陣 地方体験研修を実施しました

RHQ支援センター第26期生(第7陣)入所者は2016年10月下旬、静岡県御殿場市において、2泊3日の地方体験研修を実施しました。日本に関する幅広い理解を育成することを目的に、地方の風土に触れるとともに、地方の生活を体験し、独特の歴史や伝統文化を学ぶ研修です。 第1日目の講義では、御殿場の特色、地理・気候、産業、交通等について学習し、第2日目の午前中は実際に地方の生活を見聞するために、御殿場駅やその周辺の公共施設やスーパーなどを歩いて見て回りました。午後には路線バスを利用して、富士山樹空の森施設に移動し、富士山の成り立ちや地形、気候について、映像とジオラマで学習し、この地方の自然環境について理解を深めました。第3日目は、神奈川県小田原市に移動し、小田原城址公園で歴史的建造物を見学し、伝統技法による修復技術が現代に継承されていることなどを学びました。
この研修を通して入所者は、地方の生活を体験する以外にも、1日目の野外炊飯や大浴場での入浴、宿泊施設や路線バスの中で出会った日本人との会話等々、様々な新しい体験をしました。研修後、入所者からは「研修中はどこへ行っても、何を見ても、すごく勉強になった。新しいことを学ぶことができ、とても嬉しい」「みんなで一緒に焼きそばを作って食べた経験は一生忘れない。マレーシアから来た仲間を家族のように感じるようになった」「東京ではわからない地方の特徴や自然の素晴らしさを知ることができた」などの声が寄せられました。
入国してから1か月後に実施した地方研修でしたが、日本について様々な発見があり、また入所者同士が互いに打ち解けることができ、日本での新しい生活に向けてこれまで以上に意欲的になったようです。

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