2005.10.23
第26回日本定住難民とのつどいを開催しました 2005年10月23日(日)、品川区立総合区民会館「きゅりあん」の8階大ホールにおいて、第26回となる日本定住難民とのつどいを開催しました。 式典では、来賓各位からのご挨拶及び小泉純一郎総理大臣をはじめ、外務大臣、法務大臣、厚生労働大臣、文化庁長官他からの祝電の披露に続き、奥野誠亮理事長より、条約難民1名を含む模範難民定住者10名、難民雇用事業所5社、支援協力者6者に対し、それぞれ表彰状及び感謝状を贈呈しました。表彰は日ごろ難民支援に尽力された方々に謝意を表するもので、賞状と副賞の置時計が一人ひとりに渡されました。 式典に続きアトラクションでは、品川女子学院のマーチングバンドをはじめ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムの各コミュニティーの民族舞踊、さまざまな分野で活躍する難民定住者が体験談を語るトークショーを行いました。ラオス人法廷通訳者やベトナム人医師などから、異文化社会に融け込み定住することの大切さや、目標を持ち、その達成に向かって努力する意義などについて語っていただきました。今年は初めてミャンマーの民族舞踊が披露され、観衆から大きな拍手を受けていました。また、写真で当財団の難民支援事業を振り返る「インドシナ難民とともに歩んだ30年」の上映を行い、財団の事業に理解を深めていただいたり、ラス・トレージャスのアルパ(竪琴)とテノール独唱による「荒城の月」などが、会場を魅了したりしました。さらに、会場前ではインドシナ難民受け入れをつづった写真パネルや、難民事業本部の支援を紹介したパネルを設置し展示会を開催しました。多くの難民定住者や支援者が足を止め、26年に及ぶ難民の定住の様子に見入っていました。 また、これまで遠方のために来場が難しかった難民定住者のための送迎バスを、神奈川方面に7台、群馬方面に1台、埼玉方面に1台、計9台運行しました。バスに乗車する難民定住者の添乗では各地域のコミュニティーのリーダーやボランティアの方々にご協力を頂きました。 約1,000名の来場者を迎え、盛会裡に終了できたことは、ご協力いただきました関係機関やボランティア及びNGOの方々、ご出演いただいたコミュニティー団体や個人の方々はもとより、観客として会場に足をお運びいただいた方々のおかげと感謝申し上げます。![]() |
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奥野理事長のあいさつ | ミャンマー民族舞踊 レイエーダビィンディ(仲間が一枚のお皿で食事をする踊り) | カンボジア民族舞踊 ハヌマーンの初恋(猿の王様が人魚に恋をする踊り) |
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ラオス民族舞踊 キンナリー(ラオスの天使) | ベトナム民族舞踊 ティン クック チョ エム(あなたのための歌) | 民族舞踊などを披露した難民コミュニティー |
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