INFORMATION
2011.5.23
街探索―センター近くの施設と役割を学ぶ―
2011年5月23、24日、RHQ支援センター11期生昼間クラス18名は、定住支援プログラムの生活ガイダンス講座の一環で街探索を行いました。
入所者自身が実際に訪問しながら、センター近くにある施設とその役割を、自分達の日本語力を駆使して情報収集して調べていくというプログラムです。探索先は、スポーツセンターや障害者施設、大学、公園等です。
スポーツセンターでは、地域住民の健康増進を目的として様々な運動や健康サポートのサービスを、安価で利用できる制度があることを学びました。障害者の訓練校を訪問した際には、それぞれ自国の障害者施設との違いや福祉制度の違いなどを学習しました。商店街では、八百屋に並んでいる野菜や果物の呼び名の違いや調理法の違いに、入所者のお国柄が反映され興味深い情報交換もありました。大学では、学生へのインタビューを行い、同年代の日本人学生や留学生から様々な意見を聞くことが出来ました。
これら探索の結果は、入所者各人がレポートにまとめ、後日、授業の中で日本語で発表しました。
地域の施設や商店など、普段は気づかず見過ごしてしまいがちなことでも、注意深く観察することで得られる情報が多くあることや、少しだけ勇気を出して日本語で話しかけてみることで、日本人と交流出来ることを実践的に学ぶことができ、更に、日本語学習に対する意識が高まったように思えました。
