2012.2.27
鈴鹿市の椿小学校で第2回国際理解講座を開催(第2回)
2012年2月27日、第三国定住難民(ミャンマー・カレン民族)5名の児童が通っている鈴鹿市立椿小学校の依頼に基づき、RHQ支援センター職員が訪問し、昨年10月に続き第2回目の国際理解講座を行いました。 この講座は、同校の国際理解教育指導の一環で行われたもので、今回は「なぜカレンの子どもたちは日本に来たの?」をテーマに、中学年、高学年を対象に行われました。 講座は、世界の国々で起こっている戦争や紛争を学習した後、実際にタイのメーラ難民キャンプ内の学校の様子を紹介しました。児童たちはキャンプの学校では、先生が足りず、1〜2年生が同じ教室で勉強しなくてはならないこと、勉強したくても交代制なので半日しか勉強できないことを学び、日本の学校が恵まれたものであることを改めて知ったようです。 また、この講座からどのような印象を持ったか、児童たちがそれぞれ意見を出し合うことで、自分が外国に行き、その国の言葉で勉強することの大変さを想像して、同校のカレン人児童が、日本に来て、日本語を使って生活し、日本語で勉強することの大変さを実感することが出来たようです。 講座に参加した児童からは「ぼくたちの当たり前は、ミャンマーの難民の人たちとは違うので不思議に思った(4年・男子)」「自分は学校に行くのがいやな時もあるけど、1日6教科も勉強できることは幸せなことだと気がつきました(4年・女子)」「カレンの人たちが日本に来た本当の理由が分かりました。日本まですごく大変な思いをしてきたんだという事が改めて分かりました(5年・女子)」「私は国連が全部支えてくれていると思っていましたが、今日の話を聞いて、他の国も支えていることを知りました(6年・女子)」「カレンの人たちは、日本に来て幸せになれたのか考えました。もしそうなら、もっと多くの難民の人たちが日本に来てくれたらうれしいです(6年・女子)」等の感想が寄せられました。
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