2019.3.1
難民定住者のコミュニティー活動を支援しています
難民事業本部では、難民定住者のコミュニティー団体が実施する情報交換や地域社会との交流活動等に対して助成を行っています。これまで支援しているインドシナ難民のコミュニティーに加えて、2005年度からは条約難民のコミュニティーに対する支援も始まりました。ここでは、これら支援の一部をご紹介します。
![]() |
ベトナムコミュニティー | ![]() |
![]() |
![]() |
グループホームを目指す仲間づくりの会の集い
![]() |
鱒釣りを楽しむ参加者 |
「グループホームを目指す仲間づくりの会」は、ベトナム難民単身者で、精神的な病気を抱えている者同士が相互扶助を目的とした仲間を作るために、2カ月に1度開かれています。
昨年度は屋内行事が中心でしたが、今年度は屋外行事が予定されています。第1回目が5月23日(火)に東京都あきるの市の秋川渓谷で開かれ、日本人スタッフを含む15人が参加して鱒釣りとバーベキューをしました。
この日の天気予報は曇りのち雨。空模様を心配しつつ小平市黎明寮をマイクロバスで出発して1時間半余り。予想に反して緑深い秋川渓谷に到着する頃には、木々の間から青空がのぞき、釣り日和になりました。
養殖の鱒が放流される時間に合わせて、 早速鱒つりに挑戦です。初めは「釣れるかなあ・・・」という表情の参加者たちでしたが、 “イクラ”と“ブドウ虫”のえさに文字通り釣られて次々に鱒がかかり始めると、皆 大喜び。あっという間に50匹近く釣り上げました。
釣りの後は、バーベキューです。もちろん釣ったばかりの鱒も網焼きにして試食。
さすがに美味!とは言うものの、食べるのは釣りほどには好きではない人も・・・。
食後の懇談会では、皆すっかりリラックスして、久しぶりに顔を合わせた仲間と、出国した理由や、発病した時の不安な気持ちなどを話し合っていました。また、この会が生活のよい刺激になっていること、情報交換の貴重な機会であることなどの感想も聞かれました。
次回7月の再会を約束して楽しい一日の幕を閉じました。
関連記事
- 2020.12.11
- UNHCR難民高等教育プログラムを活用し大学へ進学した難民定住者
- 2020.01.31
- 千葉県在住第三国定住難民を対象に地域相談会を開催しました(2020.1)
- 2019.03.01
- 「支援者の声No.10」就職相談支援−ある日の生活相談から−
- 2019.03.01
- 「支援者の声No.11」共生にむけて
- 2019.03.01
- 「支援者の声No.12」(株)共栄製作所の取組み