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2019.3.1

難民定住者のコミュニティー活動を支援しています

 難民事業本部では、難民定住者のコミュニティー団体が実施する情報交換や地域社会との交流活動等に対して助成を行っています。これまで支援しているインドシナ難民のコミュニティーに加えて、2005年度からは条約難民のコミュニティーに対する支援も始まりました。ここでは、これら支援の一部をご紹介します。

カンボジアコミュニティー

カンボジア語でITパソコン教室

主催:

カンボジア人調整委員会

 

実施日時・内容

 

 

8月6日

(日) 13:00−17:00

Word1

 

8月20日

(日) 13:00−17:00

Word2

 

8月27日

(日) 13:00−17:00

インターネット,E-mail

 

9月10日

(日) 13:00−17:00

ホームページ 作成

場所:

神奈川県大和市 渋谷中学校会議室

 在日カンボジア人調整委員会では、カンボジア語によるパソコン教室を8月6日、20日、27日、9月10日の4回にわたって開催しました。同委員会メンバーの伊佐リスレン氏、チャン・オム氏を講師に、Word、インターネット、E-mail、ホームページ作成について、毎回十数人の人たちが熱心に学習していました。なおこの活動には、難民事業本部も助成金等で支援しています。 

ベトナムコミュニティー

ベトナム人精神障害者 仲間づくりの会

 平成18年9月19日、国営昭和記念公園においてベトナム人精神障害者仲間づくりの会が開催されました。ベトナム人メンバー、関係機関職員、日本語教室のボランティアの方々16人が参加し、賑やかにバーべキュー、ゲーム、話し合いを行いました。

 まずは、みんなでバーベキューとベトナム風ゴーヤスープを作り会食しました。その後、ベトナムと日本の遊びを比べて遊びました。また、他人を紹介するゲームを行いました。このゲームでは、ベトナム人と日本人が2人一組になって相手や自分の長所や得意なところをみんなと話し合ってからみんなの前で発表するものです。しかし、自分のことを相手に説明しなければなりませんが、病気により、自信がもてず、うまくいきません。そこで、ベトナム語通訳の援助で少しずつ自信をもち、ゲームの終わりには、自分の長所を一生懸命に相手に伝え、話し合いも何とか出来、みんなの前でほとんどの人が発表できました。
 
 この会は、秋晴れの空の下、緑に囲まれた開放的な公園で、いつにもまして和気あいあいと行われ、一層のメンバー間の関係づくりを深めることができました。
 次回は、11月に東京都小平市にある黎明寮で開催する予定です。

ミャンマーコミュニティー

ミャンマーコミュニティー 火祭りでの無料結核健診開催

 9月24日(日)爽やかな秋晴れの下、北区王子の飛鳥山公園にてミャンマーのダディンチュッ(火祭り)が開催されました。これは仏様をお迎えする重要な伝統行事で、現地ではこの期間、両親や親戚中のお年寄り等今までお世話になった人々を訪ねてお礼をするそうです。この日は、コミュニティー内の団体による模擬店や内外のミャンマー人アーティストによる風刺画の展示、野外ステージでのミャンマー人バンドの演奏など様々な催しが行われ、活気溢れる会場には日本人を含めて約700人が詰めかけました。一方、会場横ではイベント主催の中心団体と財団法人結核予防会が共催で無料結核健診を行いました。結核予防会は、ミャンマー国内で結核研修を開催し検診車を寄贈するなど、ミャンマーと深いつながりを持っています。今回の健診開催に当たりコーディネートや翻訳などの協力を行ってきた難民事業本部からは通訳を含めて4人が参加し、結核予防会関係者やミャンマー人通訳らと共にイベント参加者に呼びかけたところ、75人が受診しました。模擬店関係者が店番のかたわら交代で受診したり、短期滞在中の家族を受診させて医師の健康相談を熱心に受けるなど、健康に対するコミュニティーの関心の高さがうかがえました。

仮設テントでの健診受付と健康相談会
野外ステージでのアピール
(中央は通訳の田辺氏)

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