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2019.3.1

難民定住者のコミュニティー活動を支援しています

 難民事業本部では、難民定住者のコミュニティー団体が実施する情報交換や地域社会との交流活動等に対して助成を行っています。これまで支援しているインドシナ難民のコミュニティーに加えて、2005年度からは条約難民のコミュニティーに対する支援も始まりました。ここでは、これら支援の一部をご紹介します。

カンボジアコミュニティー

 カンボジア語でパソコン講習会

主催:

カンボジア語でパソコン講習実行委員会

場所:

神奈川県平塚市横内公民館等

 科学研究所員のカンボジア人講師による、カンボジア語でのパソコン講習会が11月19日、26日、12月3日、24日の4回にわたって開催されました。毎回参加の6〜7人の受講生は、計算機・Windows・ワード(ローマ字とクメール語)等の基礎、仕組みやクメール文字を打つためのキーの割当て等を学び、最終日にはホームページ作成への基本操作を学ぶまで上達していました。

 同委員会では、講習会の継続への希望もあるので、パソコンを無料で使える横内公民館での開催を計画したいとのことです。

なおこの活動には、難民事業本部も助成金等で支援しています。

ベトナムコミュニティー

ベトナム新年の集い

主催:

1.日本在住ベトナム人協会

2.ファンボイチャウベトナム語教育センター

 

3.在日ベトナム仏教統一教会

4.藤沢ベトナムカトリック信者共同体

 

5.かながわベトナム親善協会

 


日時・場所:

2007年1月1日・神奈川県藤沢市 湘南台公園

 2007年元旦に、神奈川県藤沢市の湘南台公園の一角にて、ベトナム人5団体の主催による「ベトナム新年の集い」が行われました。8つのテントの下に、ベトナムの代表的な料理やゲームコーナーが設けられ、ベトナムのお正月の雰囲気を紹介しました。会場には、ベトナム人と日本人のみならず、他の国の人々も集まり、延べ400人の人々でにぎわいました。お祝いの式典では、来賓の方々の挨拶のほか、ベトナムの獅子舞も披露され、参加者の方々を楽しませました。

 当日は、ベトナム料理やゲームが立ち並ぶテントの傍らで、パネル展によるベトナム人各団体の活動報告や広場のベンチではベトナム人同士による、日本での生活情報交換や、地域住民、NGOとの異文化交流が行われました。参加者はこの集いにより、新年に向けて気持ち新たに、新生活をスタートする励みになったと思われます。

 この新年の集いは、日本とベトナムのお正月の伝統を子どもたちに伝える事も目的としていましたが、さらに準備する過程で5団体の連帯感が高まったとのことです。

 なお、この活動には、難民事業本部も助成金などで支援しています。

ミャンマーコミュニティー

ミンガラドー舞踏会

主催:

ミンガラドー文化グループ

場所:

東京都豊島区南大塚ホール

 1995年に設立されたミンガラドー文化グループが2006年12月24日(日)午後6時から「ミンガラドー舞踏会」を南大塚ホールで開催しました。同ホールの客席は、ミャンマーの人たち約220人やNGOの人たちでいっぱいでした。
 舞踏会は、即興のピアノ伴奏と民族楽器の演奏に合わせて、舞台下手と上手の各3人の民族衣装の男性による掛け合い漫才でおもしろおかしく進行しました。
 次に、厚化粧できらびやかな衣装の男性2人がコミカルに動き、踊り、喋り、会場を沸かせ、その舞台の奥では、美しい民族衣装の大勢の女性が優雅に、ピアノの音や歌声に合わせて踊り、観客を酔わせました。
 更にミャンマーの伝統的「アニェイン」(伝統舞踊の一つで歌や踊り、寸劇などが入る)もピアノと伝統楽器に合わせて演じられました。
 そして、最後は、舞台は現代、男女の学生が教授にビルマの国の歴史を教わるという設定で幕が開き、「ミャンマーの歴史」を出演者全員で舞台及び客席の通路を所狭しと熱演、ミャンマー語が分からない観客にもほとんど理解でき、歴史の重みを心に強く感じました。

なおこの活動には、難民事業本部も助成金等で支援しています。

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