2019.3.1
難民定住者のコミュニティー活動を支援しています
難民事業本部では、難民定住者のコミュニティー団体が実施する情報交換や地域社会との交流活動等に対して助成を行っています。これまで支援しているインドシナ難民のコミュニティーに加えて、2005年度からは条約難民のコミュニティーに対する支援も始まりました。ここでは、これら支援の一部をご紹介します。
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ベトナムコミュニティー | ![]() |
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第6回 グループホームをめざす会の集い
平成19年3月20日(火)、東京都小平市内の救護施設黎明寮で「グループホームをめざす会の集い」が開催されました。この会は、3年前に発足し、同じ精神的な病気を抱えている者同士が親しくなってコミュニケーションを図るための定期的な会です。
当日は、ベトナム人の他に、地域生活支援職員、難民事業本部の相談員、ベトナム語通訳等の計14人で、ベトナムの春巻きとビーフンをつくりながら、お互いの交流を深めました。
「春巻き」に必要な材料を洗ったり、切ったりする姿は実に生き生きとしていました。
例えば、5本の人参をひとりで全部見事な千切りにして、皆から「すごーい」と賛美されたり、それぞれ積極的に自分のできることや得意なことをこなせるようになっていました。
回を重ねるごとに、参加者の表情は明るくなってきているように感じられます。また、徐々に身の回りのことを上手にできるようになってきているようです。
みんなで作ったベトナム料理を味わった後は、それぞれの近況報告や生活の悩みなどを出し合ったり、アドバイスを受けたりしました。
そして、来年度に向けて、年間計画を立てた後、最後に、「楽しく充実した一日だった」と感想を言いながら別れました。
なおこの活動には、難民事業本部も助成金等で支援しています。
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