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2001.11.1

▲第3回「難民を助ける」で参加者が考えた支援プロジェクトの例

援助内容 健康面のケア、食糧の援助、子供の教育(現地で活動しているNGOの支援)
援助対象人数 1000人
援助期間 難民が自国に戻れる状況になるまで
予算と予算の調達方法 募金、会費、国際機関、ジャパン・プラットフォームより500万円から1000万円程度
想定される問題 食糧が治安面などの問題により難民まで届かない。不公平な分配。難民たちの依存心。

難民支援活動ワークショップ「入門編」を開催しました

難民事業本部は、2001年11月1日(木)、8日(木)、15日(木)の3日間、学生から社会人まで約20名の参加を得て、「難民支援活動ワークショップ(入門編)」を開催しました。参加者は、4グループに分かれて、第1回から第3回まで合計6つのグループワークを行いながら、難民問題についての理解を深めていきました。 ワークショップ第1回目のテーマは「難民を知る」です。この回では、難民とはどのような人のことをいうのか、どこにどのくらいの難民がいるのか、難民発生から解決までどのような経緯をたどるのかなど、難民問題の基礎を学びました。 第2回目は、特定非営利活動法人難民を助ける会の前マケドニア事務局長の藤崎整雄氏を招き「難民になる」をテーマに、難民がどのような状況に直面し逃げなければならなかったのか、逃げた先ではどのような生活を送るのかをビデオを観て疑似体験しました。参加者はビデオを参考にしながら「何が原因で難民になるのか」、「どのような場所へ逃げるのか」、「避難した場所での1日の生活」についてグループで話し合いました。その後、藤崎講師からマケドニアの国内避難民を例に、難民の生活の実情などを話してもらい、自分たちが想像した生活と比べることで理解を深めていきました。ワークショップの最後には、藤崎講師からの呼びかけにより、マケドニアの子どもたちに励ましのメッセージを書くことで、実際に難民支援を体験しました。 第3回目は、特定非営利活動法人ピース ウィンズ・ジャパンでシエラレオネのプロジェクトを手がけた明城徹也氏を講師に「難民を助ける」をテーマに行いました。ここでは、参加者がシエラレオネの帰還民に関するバックグラウンドペーパーを読み、NGOのスタッフになりきって支援プロジェクトを作成・発表するというグループワークを行いました。続いて、明城講師からシエラレオネにおけるピース ウィンズ・ジャパンのプロジェクトを実際に見聞きすることで、支援活動のイメージを具体化していきました。 ワークショップは、楽しく、明るい雰囲気の中で進められていきました。参加者のグループワークへかかわる姿勢も積極的で、講師が予想もしなかったような質問、意見が聞かれました。参加者からは、現場で活動するスタッフの話を聞くことができ、難民についての理解が深まった、これからもっと難民問題に関心を持っていきたいなど好評でした。

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