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2021.11.12

難民理解講座を共立女子大学で行いました(2021.10.21)

 10月21日(木)共立女子大学神田一ツ橋キャンパス(東京都千代田区)にて、国際学部学生約50名を前に、難民事業本部が難民理解講座を行いました。
 今回の難民理解講座は、「日本の難民受入れと定住支援」と題し、講義と日本に来た難民たちの定住の様子を動画視聴という形式でお送りしました。まず、「日本の難民受入れ」では、難民の定義を確認したのち、日本で難民として受け入れられてきたインドシナ難民、条約難民(難民認定者)、第三国定住難民について、その受入れ経緯や法的制度について説明しました。次に、「定住支援」では、「あなたが難民となって日本に来たらどんなことを思いますか?」と問いかけ、難民事業本部が約42年間行ってきた難民への定住支援事業をお話ししました。日本で難民認定を受けた方や、第三国定住で来日した難民の方々等に対し、難民事業本部は、外務省・厚労省・文化庁の委託を受けて、「定住支援プログラム」を実施していること、プログラムでは、日本で自立した生活を営む上で必要な日本語教育や就労あっせん等を提供しており、プログラム修了後も難民生活相談やコミュニティー支援などのアフターケアを行っていることを紹介しました。
 次に動画として、難民事業本部が支援してきた難民たちの日本での生活の様子や母語と日本語でインタビューを受ける様子をご覧いただきました。アンケートの中で学生の皆さんからは、日本の難民受け入れ体制と難民事業本部が行っている定住支援について、「今まで日本は1万人以上の難民を受け入れていたことに驚きました。」「RHQセンターでの日本語学習や、地域の人々と施設が連携しながら難民の方々を支えていることがよく理解できました。」「生活の中で、難民は意外と身近であることに気づきました。」といった感想をいただきました。
 難民事業本部(RHQ)は、世界の難民問題や、日本での難民受入れと日本定住など、難民に関する様々なテーマで「難民理解講座」を行っております。授業や講演などをご希望される学校・団体の方は、【HP「お問い合わせ」】より、ぜひご連絡ください。※講義・授業はオンラインでも実施可能です。

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