2007.3.24
シンポジウム 「難民の定住課題」を開催しました
難民事業本部では、2007年3月24日(土)、国際協力機構(JICA)国際協力総合研究所国際会議場にてシンポジウム「難民の定住課題」を開催しました。 シンポジウムでは、まず、イギリスからジョナサン・デューク・エバンス英国内務省移民国籍局社会政策部長をお迎えし、「英国の難民受け入れ」について基調講演をしていただきました。ジョナサン・デューク・エバンス英国内務省移民国籍局社会政策部長講演概要
1.現在の英国における外国人をめぐる状況
2.英国(特にイングランド)における難民
3.英国における難民の定着政策
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(1)山崎さん: 日本国内における他のアジア人に対する差別があるように感じる。支援は提供すべきだが、できる限り難民が自立した生活をできるような支援であるべきである。何から何までやってあげるのが支援ではないように思う。 (2)大森さん: 日本語の「難民」という言葉が持つニュアンス、与える印象があまり好ましいものではない。難民イコール「難がある人」というイメージができあがっているようにこれまでの経験の中で感じている。言葉の問題によって誤解が生じ、それに付随して生じたトラブルも多い。相手の立場にたって考えるという姿勢が重要である。 (3)エバンスさん: 英国では難民コミュニティーへの支援だけでなく、難民同士の結びつきを促進する活動も行っている。メンター制度によるサポートや、難民同士間の友情や友好も大切である。雇用のための訓練も重要だが、それだけでなく互いが助け合えるネットワークを作ることも同様に重要なことである。 |
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