第12期生(第三国定住難民第2陣)がお弁当づくりを実習

第12期生(第三国定住難民第2陣)がお弁当づくりを実習

2012年1月25日(水)、第三国定住難民第2陣の大人クラス8名は、生活ガイダンス講座の一環で地域センターでお弁当づくりの調理実習をしました。 この実習は、センター退所後、定住先で、仕事に行くときの毎日のお弁当や子どもの運動会、ピクニックなどの際に日本式のお弁当が作れると役に立つことから、昨年の第1陣のときから行っています。 お弁当は日本米を炊くことから始まり、卵焼きや、ブロッコリーの炒め物を作り、タコウインナーやカニウインナーにも挑戦しました。全員卵焼きを作るのは初めてでしたが、手先を器用に動かし、上手に焼き上げました。 また、おにぎり作りも行いました。普段入所者が食べているタイ米は日本のお米と違いパラパラしていますが、日本米はもちもちふっくらしているので、おにぎりを上手ににぎることができました。おかずには冷凍食品のからあげの使いかたを実習し、その手軽さとおいしさに驚いたようでした。 完成したお弁当、おにぎりは味もさることながら見映えもきれいに出来、そのまま宿泊施設に持ち帰り、子どもたちと一緒に食べたところ大好評だったそうです。その後、かわいいお弁当箱を購入し、自分で彩り鮮やかなお弁当を作ってくる入所者も見られます。

第12期生(第三国定住難民第2陣)の子どもクラスが小学校と幼稚園に体験入学

第12期生(第三国定住難民第2陣)の子どもクラスが 小学校と幼稚園に体験入学

2012年1月16日から3週間、第12期生(第三国定住難民第2陣)の子どもクラス5名は、日本の学校生活を体験するため、新宿区立戸塚第一小学校と戸塚第一幼稚園に体験入学しました。初登校の前は、日本語での授業、友達とのコミュニケーション、給食などの不安を口にして、校門前で尻ごみしたりしていましたが、一日、二日と通ううちに、「給食が美味しい」「先生が優しい」「お友達と遊ぶのが楽しい」と大喜びで帰ってきて、職員に報告してくれるようになりました。先生方やクラスのお友達に温かく接して頂いたお陰で、すっかり学校が好きになったようです。心配された日本語のコミュニケーションもグングン上手になり、短い期間にも関わらず、あっという間に日本語でコミュニケーションが出来るようになりました。 子供達にはそれぞれ日本人のお友達が出来ました。特に10歳の女子は日本人のお友達と一緒におしゃべりに花を咲かせながら下校したり、放課後お友達の家に遊びに行ったりと、日本の小学生と変わらない学校生活を送っていました。 今回の学校体験を通じ、日本での生活に必要な集団生活のルール、日本語でのコミュニケーション能力を身につけることができただけでなく、日本人の友達と仲良くできたことが一生の思い出となったことと思います。

第12期生(第三国定住難民第2陣)がお台場海浜公園を散策

第12期生(第三国定住難民第2陣)がお台場海浜公園を散策 2012年1月15日(日)、第12期生(第三国定住難民第2陣)4家族は、休日を利用して、お台場海浜公園へ散策に出掛けました。 この散策では、ほとんどの人が海を見るのが初めてで、広大な海を見て歓声をあげて感激していました。冬の午後のやわらかな日差しの中、浜辺で遊んだり、観覧車に乗ったりして過ごしました。 入所者たちは、外出の際、切符の購入や電車の乗降が当初に比べスムーズになり、乗り物や人混みも慣れ車酔いをあまりしなくなってきました。また、こうした娯楽にかけるお金の支出を自分でバランスよく考えながら管理することも身に付いてきたようです。 入所者たちは口々に、今日の散策のような自分たちの日本での暮らし振りを、タイ・メーラ難民キャンプに残る親類たちに見せて安心させたい、もっと多くのキャンプの人たちに知ってもらい日本に応募してもらいたい、と話していました。