第12期生(第三国定住難民第2陣)が在日カレン民族コミュニティーと交流(1月29日)

第12期生(第三国定住難民第2陣)が 在日カレン民族コミュニティーと交流(1月29日)

2012年1月29日(日)、第三国定住難民第2陣18名は、在日カレン民族コミュニティーのうちの1つであるKNU(Karen National Union)JAPANが主催した式典に、在日カレン民族同士の交流の機会の1つとして招かれ、出席しました。 同式典ではカレンの民族旗や民族の歴史等が、カレン語およびミャンマー語で説明されたほか,在日カレン民族の方々がスピーチをするなどしました。第2陣の人たちは、お礼の意味も込めて、ポーカレン(カレン民族の中の種族の1つ)に伝わる伝統歌をキャンプから持参した民族楽器(マンドリン)の伴奏に合わせて披露しました。 式典後には、在日カレン民族の方々と差し入れの揚げ春巻きを頂きながら懇談し、日本のカレン民族コミュニティーの方々との交流をさらに深める機会となりました。

第12期生(第三国定住難民第2陣)新居への移転

第12期生(第三国定住難民第2陣)新居への移転

2012年3月18日、RHQ支援センターでの所定の定住支援プログラムを修了し、それぞれ就業先が決まった第2陣の第三国定住難民4家族が、これから生活を始める住居に引っ越し、新しい生活を立ち上げる準備を始めました。(写真左:生活用品を整える) 難民事業本部は、新しい環境で円滑に生活をスタートできるよう、引っ越し、生活用品の購入、外国人登録をはじめとする諸手続を支援したほか、子どもの小学校、保育所の入学・入所の同行や、大人に対して電車通勤の指導を行いました。 また、地元自治体等と連携し、地元住民から任命した地域定住支援員を配置し、難民家族の生活面でのサポート体制を作りました。(写真右:地域定住支援員との懇談)
 

RHQ支援センター第11期生(夜間コース)の修了式を開催しました

RHQ支援センター第11期生(夜間コース)の 修了式を開催しました

2012年3月16日、RHQ支援センターにて、同年4月に入所した第11期生(通年夜間コース)5名(6名が受講を開始しましたが、1名が中途退所しています)の修了式を開催しました。 修了生たちは昨年4月の開講から毎日、仕事帰りに夕方6時30分から夜8時55分まで勉強し、12ヵ月間をかけて、既定の572時限の日本語教育及び120時限の生活ガイダンスを修了しました。 来賓としてご参列いただいた外務省、厚生労働省、文化庁、新宿区などの関係者から温かいお祝いの言葉をかけられ、修了生たちは達成感に包まれた様子でした。 第12期生は全員がミャンマー人で民族は多様でしたが、お互いに励まし合いながら勉強を続けてきました。 今後は、更に磨きをかけた日本語力を生かして、それぞれの職場で活躍していくことを、職員一同願っています。

第12期生(第三国定住難民第2陣)修了式を開催

第12期生(第三国定住難民第2陣)修了式を開催

2012年3月2日、RHQ支援センターで第12期生(第三国定住難民第2陣)の4家族18名(うち5名は乳幼児)の修了式を開催しました。 第2陣は昨年9月末に来日し、約6ヵ月間にわたり日本語教育および生活ガイダンス講座を受講し、この日晴れて全員が修了式を迎えました。 式典では、難民事業本部長、日本語教育参与の式辞のあと、施設長から修了生一人ひとりに修了証書を授与しました。(保育児童5名には保育士の手作りの賞状と折り紙の「がんばったでしょうメダル」が手渡されました。)修了生は全員がカレンの民族衣装で出席し、名前を呼ばれて大きな声で「はい」と返事をして、自信に満ちた表情で修了証書を受け取りました。 修了生の大人8人からは答辞として、日本政府への感謝が表明され、更にこれから日本の社会で暮らしていく決意として「一生懸命がんばります」「10年後には日本語も仕事も上手になります」と各人が力強く語りました。 最後に、来賓の外務省、厚生労働省、文化庁、法務省、UNHCR、IOM他地元警察署の関係者からは、日本社会に出ていく修了生に対して祝福の言葉をかけていただき、それに修了生が歌「思い出のアルバム」を歌って応え、式は終了しました。なお、この修了式はメディアの取材にも公開され、式後の個別のインタビューで修了生の一人は、「6ヵ月間のRHQでの生活は楽しかった。日本が好きだ。仕事は自分で選んだので働くのを楽しみにしている。」と答えていました。 第12期生は、大人クラス・子どもクラス合わせて日本語教育や生活ガイダンス講座の出席率が平均99%と高く、12名が皆勤賞、1名が精勤賞と全員がほとんど休まずに定住支援プログラムに取り組みました。 今後は、4家族とも夫(4名)が東京都内で靴製造業、妻(4名)が埼玉県内でリネンサプライ業に従事し、新しい生活をスタートさせます。当センターで学んだことが新生活に生かされ、安定した生活を送る上での助けになることを職員一同願っております。

第12期生(第三国定住難民第2陣)が地元町会にカレン料理で感謝

第12期生(第三国定住難民第2陣)が 地元町会にカレン料理で感謝

2012年3月1日、第2陣の人たちが、定住支援プログラム中に文化交流などでお世話になった諏訪町会の方々に、カレン料理を振舞いお礼の気持ちを表しました。今回作ったカレン料理は、豚汁に良く似たお米のスープ「タカボ」、鶏肉のサラダ「タレド(写真)」と、サラダとご飯につける辛い魚味のタレ「モヘト」の3品です。 どの料理も日本人の口に合い、美味しく頂けるものばかりで、町会の方々に喜んでいただけたことと思います。 料理の後には、今まで大変お世話になった町会の方々に、カレンの民族衣装(貫頭衣)と布製のバックをプレゼントしました。 <参考:今回作ったカレン料理のレシピ> ●タカボ(米粉のスープ) ○材料:米、ホウレン草、豚肉、タケノコ、玉ねぎ、大根 ○作り方:
米(ひとつかみ程度)をすりこぎで粉にする
米粉、ホウレン草、豚肉、タケノコ、玉ねぎ、大根を適当な大きさに切って鍋に入れ、20分くらい煮込む
塩、化学調味料で味を調える
●タレド(鶏肉のサラダ) ○材料:鶏肉、トマト、玉ねぎ、ニンニク、レタス、レモン汁(ライム) ○作り方:
鶏肉を一口大に切って油を入れないフライパンで火が通るくらいに炒める
トマト、玉ねぎ、ニンニクをスライスして、炒めた鶏肉と混ぜる(鶏肉から出た油も一緒に混ぜる)
塩、化学調味料、レモン汁で味を調える
ちぎったレタスの上に盛り付ける
●モヘト(辛いつけだれ) ○材料:玉ねぎ、トマト、トマトで煮つけた魚の缶詰、トウガラシ ○作り方:
フライパンに油を少々入れて熱する
みじん切りの玉ねぎを入れて炒める
たまねぎに色が付いたら、スライスしたトマトを入れて更に炒める
魚の缶詰を入れて煮立てる
トウガラシ、塩、化学調味料で味を調え、5分くらい煮立てる

第12期生(第三国定住難民第2陣)国際移住機関(IOM)事務局長が第2陣を激励

第12期生(第三国定住難民第2陣)国際移住機関(IOM) 事務局長が第2陣を激励

2012年2月29日、来日中のウィリアム・レイシー・スウィング国際移住機関(IOM)事務局長が、RHQ支援センターを訪問され、第三国定住難民第2陣の4家族に激励の言葉をかけられました。 この日、第2陣は定住支援プログラムのまとめとして日本語学習成果発表会を行っていました。スウィング事務局長は、関係省庁や地元町会関係者とともに発表会を視察され、難民の人たちがこれまで勉強してきた日本語を使って、スピーチや歌、寸劇を一生懸命に披露する姿を見学されました。(写真・左端がスウィング事務局長) 自信を持って発表を終えた第2陣の人たちに対して、スウィング事務局長は次のような励ましの言葉をかけられました。 「第三国定住支援プログラムにて来日した4家族18名の皆さんが、日本語学習と文化研修において素晴らしい上達を果たしたことを、心からお慶び申しあげます。私たち国際移住機関は、皆さんが紡いでいく将来をとても誇りに思っています。また、日本の政府関係者等の皆さまがこのように第三国定住事業のイニシアティブをとられたこと嬉しく思います。日本は2009年に第三国定住事業の開始を発表して以来、第三国定住を実施する国の好例として、世界をリードする役割を担っているものと思います。第三国定住で来られた皆さんが、日本で働き、ご活躍されることをお祈り申し上げます。」