第12期生(第三国定住難民第2陣)職場適応訓練を開始 -2-

第12期生(第三国定住難民第2陣)職場適応訓練を開始 -2-

2012年4月16日、第2陣の第三国定住難民女性4名は、埼玉県内のリネンサプライ会社で6ヵ月間の職場適応訓練を開始しました。(訓練プログラムについては、前回の職場適応訓練の記事を参照してください) 訓練期間中は職場で使う言葉やリネンサプライ業の特殊な用語について社員の方が丁寧に教えて下さっています。「日本語がわかれば仕事を早く理解できるし、もっと楽しくなると思う。」などのコメントがあり、日本語の勉強にも意欲的です。 少しずつ作業にも慣れてきた様子で、それぞれ役割分担を行いながら訓練に取り組んでいます。難民たちからは、「2名1組になってシーツをたたむ作業が楽しい。」「教えてくれる方が優しい。」などの感想が聞かれました。

カンボジアのお正月(4月8日)

カンボジアのお正月(4月8日)

 2012年4月8日、「カンボジアのお正月を祝う会」が相模原市けやき会館で開催されました。難民事業本部はコミュニティー支援行事として長年この文化伝統行事の開催を支援してきました。 5団体が共催で「お正月祝い実行委員会」として実施しました。この5団体は「クメールボランティア協会」「在日カンボジアコミュニティー」「難民子ども会」「カンボジア青春交流会」「カンボジア語を保証する会」です。 在日カンボジア人たちは自分たちの居住地を中心として発足させた自助グループに参加していますが、様々な活動をお互いに理解し合って協力し最終的にはどのグループも民族の文化継承、又同国人の生活向上を目指し力を注いでいます。 毎年相模原市内で実施していますが、今年は市の「桜まつり」行事と重なり車の乗り入れができなかったため、例年より参加者は少なかったようです。しかし桜まつりに合わせ、カンボジア人の子どもたちが国旗を抱えて市役所周辺のパレードを行い「カンボジア人」をアピールして来たとのことです。 伝統儀式と僧侶による読経のあと、宮廷舞踊を披露。カンボジア料理店を経営しているカンボジア人メンバーが出店し、物産と料理が販売されていました。 昼食後はカラオケや民族舞踊を輪になって楽しみました。

RHQ支援センター第13期生(半年昼間コース・通年夜間コース)の開講式を開催しました

RHQ支援センター第13期生(半年昼間コース・通年夜間コース)の 開講式を開催しました

2012年4月4日、RHQ支援センターにて、平成24年度最初の第13期生の半年昼間コース13名(うち保育児童2名)及び通年夜間コース10名(うち保育児童5名)の開講式をそれぞれ開催しました。(左の写真:通年夜間コース、右の写真:半年昼間コースの開講式の様子) 外務省、文化庁、厚生労働省、新宿区、戸塚警察署からもご列席いただき、心のこもった祝辞を頂戴しました。 開講後は、オリエンテーションとして、防災館での地震・災害の体験学習、戸塚消防署指導による避難訓練、消火訓練、通報訓練を行うほか、生活情報として共同住宅でのマナー、ゴミの分別・騒音などについて学習しました。 その後は572時限の日本語と120時限の生活ガイダンス(日本の社会制度や遵法などを学びます)の学習を開始し、半年昼間コースは9月、通年夜間コースは来年3月の修了を予定しています。 今期に入所した全員が欠けることなく修了できるよう、職員一同サポートしていく所存です。
 

第12期生(第三国定住難民第2陣)職場適応訓練を開始 -1-

第12期生(第三国定住難民第2陣)職場適応訓練を開始 -1-

2012年4月2日、第2陣の第三国定住難民男性4名は、東京都内の靴製造会社で6ヵ月間の職場適応訓練を開始しました。 同訓練は、難民が未経験の職業に就く場合などに、予め実際の職場で知識、技能を習得したり、職場環境に慣れるようにすることを目的に実施するものです。 訓練プログラムのうち初めの1ヵ月は作業や職務に関する基礎的知識を中心に学び、作業に対する関心や理解を高めます。残りの訓練期間では、訓練終了後の雇用を見据え、身に付けた基礎的知識や作業能力を基に更に応用力や習熟度を高め、他の従業員とともに作業ができるレベルに到達することを目指します。 また、訓練期間中は職場で使う言葉や特殊な用語の復習や作業中に理解できなかった日本語や表現方法などを確認するため、難民事業本部から日本語教育相談員等を派遣しています。 実際に作業をやってみると、予想以上に難しく一人前になるには数年かかるそうです。上司や先輩に支えられながら、少しずつ仕事を覚えていきます。難民たちからは「職人さんが色々と教えてくれて嬉しい!」「難しいけど靴作りは面白い!」などの感想も聞かれました。

「生活のための日本語」学習教材が公開されました

「生活のための日本語」学習教材公開

難民事業本部は平成24年度文化庁委託費により「生活のための日本語」学習教材を作成し、文化庁ホームページにて公開されました。定住後の地域日本語教室における支援にも是非ご活用ください。


ユニット学習教材「はじめまして にほん」 http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/nanmin_nihongokyoiku/kyozai_2/index.html

絵辞典教材「にほんご えじてん」 英語版  ミャンマー語版  カレン語版
(ページの一番下にあるダウンロードボタンを押して下さい。)

なお、用例付語彙集(カレン語版)を含む無償援助教材については、こちらをご参照下さい。