RHQ支援センター第14期生(後期半年コース)の日本語学習発表会と修了式を行いました。(2013.3.22)

RHQ支援センター第14期生(後期半年コース)の
日本語学習発表会と修了式を行いました。(2013.3.22)

 

平成25年3月21日(木)に、前年10月に入所した14期生(後期半年昼間コース)の日本語学習発表会を行いました。 14期生の入所者は5名ですが、うち1名は乳児です。入所式の頃はまだハイハイもままならない0歳児でしたが、この頃になると顔つきも男の子らしくなり、自力でよちよちと歩けるまでに成長しました。

入所者の日本語能力も、子供の成長に負けず劣らずの上達ぶりです。母国のお祭りをコンピュータを使って分かりやすく伝えたスピーチや、少数民族としての立場を訴えたスピーチ、日本のことわざを随所にちりばめた技ありのスピーチや、日本の良さについて上手にまとめたスピーチなど、どれも正確な日本語できちんと発表されました。

翌22日(金)には修了式を行いました。
14期生の5名は、半年を通じてほとんど欠席者が居なかった事が特徴的です。乳児は病気になることなく母親とともに皆勤賞を獲得しました。他にも皆勤賞が1名、1日だけ休んだ精勤賞が1名いました。

半年コースという短い期間ではありますが、その間集中して日本語授業に専念し、すばらしい成果を挙げた彼らの熱心な学習姿勢が印象的でした。


 

RHQ支援センター第13期生(夜間通年コース)の日本語学習発表会と修了式を行いました。(2013.3.15)

RHQ支援センター第13期生(夜間通年コース)の
日本語学習発表会と修了式を行いました。(2013.3.15)

 

平成25年3月13日(水)に、昨年の4月に入所した13期生(通年夜間コース)の日本語学習発表会を行いました。昨年の9月には中間学習発表会を行いましたが、この日は1年間の日本語学習の成果を発表する総仕上げです。
13期生(夜間通年コース)の入所者は総勢10名ですが、そのうちの5名は保育児童です。そのため、学習者である親は、子供の病気などで欠席を余儀なくされる事もあり、またセンターまでの通所途中も、夏には子供が蚊に刺されないよう、冬の寒い日や雨の日には風邪をひかないようにと気を配りながら子供を連れて1年間通うのはとても大変なことだったと思います。

そんな困難を乗り越えて身に付けた日本語のスピーチはとても立派なものでした。1人の入所者が、子育てをする立場になって初めてわかったと言う、祖国に残した父親の偉大さを語ったスピーチは、参加者全員に感動を呼び起こしました。日本語の先生からは「このままで日本語スピーチコンテストへ出られます」と太鼓判を押されるほどの出来栄えでした。
他にも、夫婦でのコントあり、日本と母国との文化の違いを分かりやすく説明したスピーチもありと、入所者たちの日本語能力の上達ぶりを感じさせるだけでなく、見る者を飽きさせない、すばらしい出来栄えでした。

そして翌々日の3月15日(金)は修了式でした。難民事業本部長から、このセンターで身に付けた力をこれからの生活に生かしてほしいと言葉をかけたほか、来賓としてご参列いただいた外務省、厚生労働省、文化庁などの関係者から温かいお祝いの言葉をいただき、入所者は今まで1年間センターに通ってきた苦労も吹き飛んだ様に喜んでいました。ある入所者は「この日がだんだん近づいてくるのが怖かったです。何故ならセンターで日本語を学ぶことはとても楽しく、その日が終わってしまうのが嫌だったからです。」と言っていました。センターでの授業はこの日で終わりですが、ここで身に付けた日本語や日本人との触れ合いの経験を忘れず、修了生が日本社会で幸せに暮らせるよう、職員一同心より願っています。


 

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)就職に向けた取り組み

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース) 就職に向けた取り組み

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)の生活ガイダンス一環で、職業に関する講義を行いました。 まず入所者たちは、日本の求職・求人の状況、仕事を探す方法、仕事をする際の注意点や保険、年金等について、講師の職業相談員から説明を受けました。第17期生は全員、定住支援プログラム修了後に新しい職場で働く予定のため、熱心に耳を傾けていました。特に「時間を厳守すること」に対する考え方の違いや効率性や正確性を重んじる日本企業の特徴などについて意欲的に質問をする姿も見られ、自分たちの国と比較しながら理解を深めていました。 講義後半では、履歴書を自分で書く練習を行いました。自分の住所や学歴、職歴などを、漢字を使って書けるようにしました。最後に模擬面接を行い、入室から退室までのマナー、お辞儀の仕方や、日本語での受け答えを、丁寧な日本語でゆっくり発音し、相手に伝える練習を行いました。 入所者からは、社会人として必要なルールや面接に必要なことを具体的に理解できた、日本人と一緒に働くために必要な基本的な知識が習得できたので、習った日本語を使って職場で積極的にコミュニケーションをとれるように頑張りたい、と将来に向けた意気込みが聞けました。