RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)定住支援プログラムが始まりました

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣) 定住支援プログラムが始まりました 2013年9月27日(金)に来日した第三国定住難民第4陣は、10月7日(月)の開講式にかけて、日本で生活して行くための基礎を学びました。 入国の翌日より、家電やガス器具の使い方、ゴミの分別方法、交通指導、防災に関する知識や消火の方法などを学ぶ生活オリエンテーションを行いました。さらに、入所生活が円滑に進んでいくよう、実際に近隣の商店において買い物の練習や、宗教施設の訪問を行いました。同時に、日本で生活を始めるにあたり必要な行政手続きや健康診断などを行い、今後の基盤を整えました。 第三国定住難民第4陣の入所者たちは、いずれもタイの難民キャンプで暮らしてきたミャンマー難民ですが、民族や使用言語、出身キャンプが異なります。けれども、全員が一つにまとまり、互いに協力しながらオリエンテーションのプログラムに積極的に取り組んでいました。 オリエンテーション終了後、RHQ支援センターにて、開講式を開催しました。 式典では、入所者代表が日本語で挨拶し、入所者各自が自己紹介をしました。また、外務省、厚生労働省、文化庁、UNHCR駐日事務所、IOM駐日事務所、地元自治体、地元警察署など各関係者の方々からは、心温まるご祝辞をいただきました。 定住支援プログラムは、日本語教育572時限(1時限=45分)と生活ガイダンス120時限の合計692時限で構成されています。これから入所者たちは、日本での生活に不可欠な日本語と日本の法律、社会保障、健康管理、職場のマナー、学校生活など幅広い知識を学ぶほか、就職先、住居を探す支援を受けます。 職員一同、第三国定住難民第4陣全員がプログラムを無事に終了し、センター退所後の生活に繋がるようサポートしていきます。

第三国定住難民第4陣の到着

第三国定住難民第4陣の到着

2013年9月27日(金)、第三国定住難民第4陣として日本に受け入れられたミャンマー難民4家族18名が成田空港に到着しました。初めての飛行機で、タイから日本までの長距離移動で疲れもあったようですが、全員元気な姿で飛行機から降り立ちました。 一行は同日中に都内の宿泊施設に入り、宿泊施設の利用方法を学ぶと共に生活必需品などを受け取り、日本での新たな第一歩を踏み出しました。第4陣は、約6ヵ月間定住支援施設に通所し、オリエンテーション、日本語教育、生活ガイダンス講座、就職支援などの定住支援プログラムを受け、来年(2014年)3月には修了式を迎え、定住先に移転していく予定です。
 

RHQ支援センター第15期生(前期半年コース)修了式を開催しました

RHQ支援センター第15期生(前期半年コース) 修了式を開催しました

平成25年9月4日(水)、RHQ支援センターにて本年度4月に入所した第15期生(前期半年コース)10名が修了式を迎えました。 式典では、難民事業本部長の挨拶に続き、施設長から修了証書を授与しました。約半年間で日本語教育572時限、生活ガイダンス120時限を受けた入所者たちは、自信に満ちた様子で修了証書を受け取っていました。 ご参列頂いた外務省、厚生労働省、文化庁、地元自治体、警察署の関係者からは丁重なご祝辞を賜り、また、指導にあたった日本語講師からはあたたかいお祝いの言葉をいただき、入所者にとっては心強いエールとなりました。 式の最後には、入所者一人一人からスピーチがありました。皆一様に、RHQ支援センターで学べたことへの感謝の気持ちを口にし、「戸外学習の七夕祭りや博物館見学は素晴らしい経験だった」と定住支援プログラムの思い出を語る方や、「センターで学んだことを活かして、新しい仕事に励みたい」、「介護士になるという夢のために、仕事も勉強も頑張ります」と、これから始まる新しい生活に向けた目標を語る方もおり、全員が希望に満ちた姿でセンターを後にしました。 今後は、新しい仕事を始める方、現在の職場に勤務しながら、継続して日本語学習を行う方など様々です。センターで学んだことが、今後の日本での生活に役立つことを職員一同願っております。

RHQ支援センター第15期生(前期半年コース)学習発表会を開催しました

RHQ支援センター第15期生(前期半年コース) 学習発表会を開催しました

2013年9月2日(月)、RHQ支援センター第15期生(前期半年コース)10名の学習発表会をRHQ支援センターで開催しました。 学習発表会のプログラムは、始まりの挨拶から終わりまで、入所者自身によって行われます。内容は日本語のスピーチやクラスごとの出し物、歌などで、入所者たちは半年間学んできた日本語だけで発表します。 スピーチのテーマは各自が決めて、この日に向けて練習をしてきました。入所者たちはこれまでの人生や母国への思いや、これから日本でどのように生活したいかなど様々なテーマを選び、半年の間にぐんと上達した日本語で発表しました。 スピーチの後はクラスごとに分かれ、絵や動きを交えながらのミャンマーじゃんけんの紹介や、息の合った喜劇を披露したりしました。さらに全クラス合同で、谷川俊太郎の「生きる」という詩とともに、自分にとって「生きる」とはどんなことかを発表しました。「楽しさや寂しさを感じることが『生きる』ことである。私は『生きる』ために日本に渡り、日本語を学び、こうして『生きる』ことを実感している。」入所者の姿は、参観者の胸に迫るものがありました。 発表を終えた入所者たちは、「学んだことを発表できる機会があって良かった。日本語の上達を確認してもらえて嬉しい」と少し緊張した笑顔で話していました。これからももっと日本語を勉強したい。一生懸命仕事もしたい。そして人のためになることがしたい。そう目を輝かせていた姿がとても印象に残る発表会でした。

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)国会議事堂を見学しました

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース) 国会議事堂を見学しました

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)の生活ガイダンスの一環として、日本の政治について学びました。午前中にRHQ支援センターにて日本の民主政治・選挙について学んだあと、午後には実際に国会議事堂を訪ね、衆議院の内部を見学しました。 午後の国会見学は、地下鉄の切符の買い方を学ぶところからから始まりました。目的の駅までの代金を確認し、電車の乗り換えをして、駅に到着後、目的地までの地図を片手に辿り着くまで入所者が先導しました。 国会議事堂に着くと、当日は衆議院の予算委員会が開催中で、関係者が廊下に並び、テレビ中継が行われている中、院内を見て回りました。入所者は、中央にある豪華な天皇陛下のための御座所を見学した後、衆議院の本会議場で日本の政治の在り方や歴史についての係員から説明を受けました次に、自由民主党の控室を見学し、実際に総裁が座る椅子に座らせていただきました。厳粛な雰囲気の中での貴重な経験に、入所者は感銘を受けた様子でした。 入所者は実際に由緒ある日本の国会議事堂を見て、日本政治の歴史を触れ、三権分立の原則に基づいた政治のシステムを理解できた様子でした。ある入所者は、日本の国会と国民の距離が近いことに驚き、日本の政治制度をより身近に感じることができるようになったと感想を述べていました。