RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣) 在日ミャンマーコミュニティと交流しました 2013年10月27日(日)、RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)は、在日ミャンマー人との交流を深める目的で、都内で開催された伝統行事「ダディンジュ祭り」に参加しました。 会場では、麺類などのミャンマー料理が振る舞われ、伝統音楽・踊りなどのミャンマー文化が披露されました。入所者たちは、久しぶりに自国の文化に触れ、懐かしさを味わいました。 祭りの会場では主催者から、入所者18名全員がステージで紹介される場面がありました。主催者から「来日して一カ月足らずで不安も多いと思いますが、少しずつ日本の環境に慣れ、きちんと自立した定住生活を送れるようになってください。私たち同国人皆でサポートしていきます」と、入所者の励みになる力強いお言葉をいただきました。温かい励みの言葉のお礼に、入所者の一人が得意の民族の踊りを披露し、祭りを盛り上げました。 風が強く寒い日であったにも関わらず、入所者は祭りの様子や家族の楽しむ姿を写真におさめたり、同郷の人々と話をしたりと最後まで祭りを楽しんでいる様子でした。今回祭りに参加し、在日ミャンマー人と交流を深めたことは、入所者がこれから日本で定住生活を送っていく上での励みとなることでしょう。
2013年10月
RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)定住支援プログラム取り組みの様子
RHQ支援センター第17期生(後期半年コース) 定住支援プログラム取り組みの様子
2013年10月9日(水)でRHQ支援センター第17期生(後期半年コース)3名が入所して一カ月が経ちました。入所者は皆、明るく積極的で授業はとても順調に進んでいます。 日本語授業への取り組み姿勢は、大変積極的で、わからない箇所は納得できるまで日本語講師に質問し、理解したことは全員で共有しています。熱心なのは授業中だけでなく、昼休みや休憩時間に話す言葉も徐々に英語から日本語へと変化し、入所者たちの日本語を上手に話せるようになりたいという姿勢が伝わってきます。 また、日本で生活するために必要なルールや知識を学ぶ生活ガイダンスでは、地元の警察署や消防署の方々にお越しいただき、防犯や防災といった重要なテーマについて授業を行いました。難しい内容であったものの、入所者たちは積極的な姿勢で防犯・防火のために気を付けることをしっかりと学んでいました。 RHQ支援センターでは、入所者が最適な環境のもとで最適な学習できる様、健康面や生活面、仕事の面などで様々なサポートを行っています。プログラム修了時には、入所者全員が今の積極さをもって日本社会で活躍できるようになることを期待しています。
RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)開講式を開催しました
RHQ支援センター第17期生(後期半年コース) 開講式を開催しました
2013年10月9日(水)、RHQ支援センターにて、第17期生(後期半年コース)条約難民3名の開講式を開催しました。 開講式には、外務省、文化庁、厚生労働省、地元自治体、地元警察署からご列席いただき、心のこもった祝辞を頂戴しました。 翌日から生活ガイダンスを開始し、共同住宅でのマナー、ゴミの分別・騒音など日本で生活するにあたって注意しなければならないことについて、周囲と上手に暮らしていくためのノウハウなどについて学習しました。また、防災館にて大地震の揺れや、煙の中での避難を体験し、緊急時の対応を学びました。 その後、15日からは572時限の日本語教育と120時限の生活ガイダンス(日本の社会や法律の制度など)の学習を開始し、来年3月に修了する予定です。 新しい入所者の全員が欠けることなくコースを修了し、日本社会で安定した暮らしを築いていけるようサポートしていきます。
グローバルフェスタJAPAN2013に出展しました
グローバルフェスタJAPAN2013に出展しました
2013年10月5日(土)、6日(日)、日比谷公園で開催されたグローバルフェスタJAPAN2013に難民事業本部も出展しました。 5日はあいにくの雨でしたが6日は秋晴れとなり、二日間あわせて400人以上の方が難民事業本部のブースに足を運んでくださいました。 難民事業本部では、日本の難民受け入れの歴史や対応の状況、難民事業本部の支援内容、第三国定住難民の受け入れについてなどの展示や資料配布を行いました。また、「難民理解クイズ」を行い、正解した方に難民の方が書いた絵葉書をお渡ししました。 難民理解クイズに参加くださった方からは、日本がたくさんの難民を受入れてきて支援してきたことを初めて知った、遠くの問題であった「難民」を身近に感じたといった感想をいただきました。また、もっと日本にいる難民の人について知りたい、自分も難民支援に関わりたいという声も聞かれ、今後も難民支援や日本に定住する難民についての情報発信、広報事業を実施していきたいと思っています。
RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)地域参加活動の様子
RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース) 地域参加活動の様子
RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)の生活ガイダンスの地域参加活動として、企業の方と交流会を行いました。交流会には、小売業の企業から約10名の社員の方に来訪していただきました。 入所者は、定住支援プログラム修了後に日本の企業で働くため、企業に勤める方と直接触れ合うこの機会に日本人社員の心構えなどを質問したいと楽しみにしていました。 まず始めに、それぞれ自己紹介を行い、自分の趣味や国の事、好きな日本食等を日本語で話し、次に企業のCSR活動の説明を受け、会社の活動について学びました。その後、個別に各社員の方々に質疑応答を受けていただきました。入所者は、事前の生活ガイダンスの中で、日本で働くことに関する講義を受け、日本企業のルールや特徴について学習していたため、その基礎知識を基に、積極的に質問していました。 入所者は、最初は慣れない空気に緊張していた様子でしたが、重要な関心事だけあって、日本語を使って会社の雰囲気や入社の経緯などを聞き、社員の方の答える内容に熱心に耳を傾けていました。この機会を通して、日本で働くことのイメージが明確になったことにより、入所者は以前より働くことに意欲的になったようです。