RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)エプソン品川アクアスタジアムにて戸外学習を行いました

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース) エプソン品川アクアスタジアムにて戸外学習を行いました

2013年11月29日(金)、RHQ支援センター15期生(夜間通年コース)の入所者4名が、日本語学習の一環としてエプソン品川アクアスタジアム(水族館)で戸外学習を行いました。 この学習の目的は教室での学習を離れ、実際のコミュニケーションの場をとおして生きた日本語を学ぶことと、日本の日常の文化や社会に触れることです。夜間のコースの入所者たちは、普段は仕事や生活が忙しく出かける機会があまりありません。中には初めて水族館に来たという入所者もおり、今回の水族館での学習をとても楽しみにしていました。 まずはコミカルなアシカショーやペンギンたちの可愛らしい姿を楽しんだのち、事前学習で勉強した動物の名前を一つ一つ確認しながら、魚や動物を観察しました。次に、トンネル状の水槽「マンタが飛ぶきらめきの海」では、頭上をマンタやサメが飛んでいくかのような神秘的な情景の中で、しばし本当の海の中にいるような気分に浸りました。魚の泳ぎ方や、形、色等の違いを見ながら、日本語でどう表現するか日本語講師に聞き、一生懸命メモをとっていました。熱帯魚や近海の魚たちの夜の水族館ならではの美しさを国にいる家族に伝えたいと言って、写真を撮っている入所者もいました。 今回の戸外学習を終えて入所者は、様々な種類の魚を日本語で覚えることができたので、今度家族や友達を連れて訪れたときは、日本語で説明してあげたいと言っていました。

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)日本語の戸外学習を実施しました

RHQ支援センター第17期生(後期半年コース) 日本語の戸外学習を実施しました

2013年11月26日(火)、RHQ支援センター第17期生(後期半年コース)3名の入所者が日本語の戸外学習として地域探訪を行いました。 この探訪の目的は、身近な街中で見かける、使われている日本語を学ぶことです。道路の標識や店先の看板、人々が使っている言葉を見たり聞いたりしながら、入所者は日本語講師から意味を教わりました。 始めに入所者たちは秋の装いをした公園を訪れ、木や花に添えられたプレートを見て日本特有の植物の名前を覚えたり、香りを楽しんだりしました。日本庭園は紅葉が見ごろで、見事に色づいたもみじが鯉の泳ぐ池の水面に映る美しい日本の景色を堪能しました。 次に、初めて訪れた神社では、鳥居をくぐるときつねが両脇で迎えてくれることに感動し、興味深そうに日本語講師に所以を尋ねていました。拝殿の前に立つと神前での拝み方を教わり、実際に鈴を鳴らし、手を合わせました。 センターに戻ると、歩いてきた道順に沿ったタウンマップを作成し、探訪の成果を日本語で説明する発表会を行いました。日本語で発表する機会は初めてでしたが、覚えたての植物の名前や日本の景色を表現する単語を用いて、上手に説明することが出来ました。 このような実践的な体験学習を通じて、入所者が日常生活の中で使える表現や漢字を増やしています。

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)職場見学・職場体験を実施しました

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣) 職場見学・職場体験を実施しました

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)の入所者大人8名が、日本での就職に関する基礎講座を受けた後、2013年11月11日(土)〜15日(水)に職場見学を実施しました。見学後は入所者自身で仕事の内容や雇用条件等を考え、職場を絞り込み、11月26日(日)〜12月4日(水)に第一希望、第二希望の職場で職場体験を実施しました。 職場見学は、靴製造、パン製造、お弁当製造、クリーニング、左官、金属加工、印刷、ゴム部品製造などの企業に受け入れていただき、入所者たちは多岐に渡る業種を見学することができました。 その後の職場体験では、実際の仕事と同じ条件で作業を行い、仕事の面白さ・難しさを実感するとともに、働くことへの意欲を高め、仕事をする自分の姿を具体的にイメージすることができました。体験を終えた入所者たちは、仕事は面白く夢中になった、やりたい仕事が見つかった、などの感想を述べていました。

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)茶道体験を行いました

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース) 茶道体験を行いました

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)の生活ガイダンスの中では、一年を通して季節に応じた様々な行事を体験しますが、今回は日本文化を学ぶ体験として、茶道の講座を行いました。 講座ではまず、日本で茶道が発達してきた歴史的背景、茶道の精神、作法や道具類について学びました。そして、見本として講師が抹茶を点(た)ててみせた後、実際に抹茶を点てる体験をしました。講師から教わりながら茶筅(ちゃせん)を使い、礼儀を保ち抹茶を点て、互いに頂きました。普段勉強している教室で机と椅子を使って行いましたが、抹茶を菓子と共に頂く時は、静寂に包まれた「侘び寂び」の空間を楽しんでいました。 国によってはお茶を飲んだり、お茶の葉を食べたりする習慣がありますが、茶道のように厳格な作法を通じて飲むことは、入所者たちにとって初めての経験だったので、驚きつつも、終始興味深げに話を聞いて取り組んでいました。抹茶は少し渋かったが、日本文化の体験はとても勉強になったと感想を述べていました。