第16期生(第三国定住難民第4陣)定住地に移転

第16期生(第三国定住難民第4陣) 定住地に移転

2014年3月21日(金)、第三国定住難民第4陣4家族は、定住支援プログラムを修了し、定住地の住居への引越しを行いました。 定住地での新しい生活が円滑にスタートできるよう、難民事業本部は地元自治体の協力を得て、生活面をサポートする2人の地域定住支援員を配置しました。また、引越し先の地元自治会役員と難民4家族との顔合わせを行いました。 自治会長からは、団地の特徴や居住者数等の説明に続き、「この団地はのどかで住みやすいところですから安心して暮らしてください」と温かい言葉をかけていただき、難民家族は安心し、リラックスした表情で各家族の自己紹介を行いました。 難民事業本部は、難民の雇用事業所、地元自治体、小学校、保育所などと連携し、難民家族の自立定住を支援していきます。

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)、第17期生(後期半年コース)合同修了式を開催しました

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)、 第17期生(後期半年コース)合同修了式を開催しました

2014年3月20日(木)、昨年4月に入所したRHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)および昨年10月入所の第17期生(後期半年コース)の合同修了式を開催しました。 修了式では、難民事業本部長の挨拶の後、施設長代行より修了証書が授与され、修了生は達成感に満ちた表情で受け取りました。続いて、参列いただいた外務省、厚生労働省、文化庁、地元警察署、自治体の来賓からの祝辞では、RHQ支援センターで学んだことを忘れずに、日本で生活する外国人のお手本となってくださいと励ましの言葉を賜わりました。また、指導にあたった日本語講師より、覚えた日本語をどんどん使って益々日本語を上達させてほしいとエールが送られました。修了生は背筋を伸ばし真剣な面持ちで祝辞に耳を傾け、今後の生活を後押しする言葉を胸に刻んでいました。 最後に修了生全員がスピーチを行い、普通に生活していては学ぶことができなかった多くのことを定住支援プログラムや講師、職員から学べたことへの感謝が述べられました。 修了生は4月からそれぞれ新たな生活を始めます。センターで得た知識を生かしながら、修了生一人ひとりが自立した生活を送れるよう、職員一同願っております。

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)、第17期生(後期半年コース)学習発表会を開催しました

RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)、 第17期生(後期半年コース)学習発表会を開催しました

2014年3月17 日(月)、RHQ支援センター第15期生(夜間通年コース)と第17期生(後期半年コース)が合同の学習発表会を開催しました。 学習発表会では、入所者が各自の決めたテーマに沿って、センターで経験したことや、自国の文化や著名人の紹介、日本で見た美しい景色などについて発表しました。発表を終えると、来賓の方々から発表の内容について質問がありました。入所者は、少し難しい日本語の質問にも動じず、ゆっくりと自分の言葉で答え、上手にコミュニケーションをとれるようになったことを実感している様子でした。 個人の発表の後は、「さよなら三角」の言葉遊びを使って、来賓を交えて連想ゲームを行いました。形容詞と単語を組み合わせていく言葉遊びは一見簡単そうですが、即興で単語を言葉にするのは意外に難しく、入所者がスムーズに答える様子を見て来賓の方々はとても感心されていたようです。 発表を終えた入所者は、緊張したけれど自分の日本語能力を試すよい機会になった、自分の勉強の成果を聞いてもらえて嬉しかった、他の人の発表も大変勉強になった、と感想を述べていました。第15期生、第17期生のプログラムは間もなく修了を迎え、4月からそれぞれ仕事に就くなど新しい生活を始めます。センターで学んだことが、今後の生活に生かされることを職員一同願っております。

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)学習発表会と修了式を開催しました

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣) 学習発表会と修了式を開催しました

2014年3月6日(木)、RHQ支援センターにて学習発表会を行いました。 今回の学習発表会は、センター近隣の自治体をはじめ定住先地域の関係者等、多数の来賓を迎えて行われました。大勢の来賓を前に入所者は緊張している様子でしたが、自分たちで考え、練習してきたテーマをはっきりした大きな声で発表できました。自分の故郷、家族、日本での体験などを、これまでの学習で上達した日本語と自分で描いた絵を見せながら説明しました。子どもクラスも元気よく歌を歌い、来賓からたくさんの拍手をもらいました。 その後、谷川俊太郎の詩「生きる」を大人の入所者全員で朗読し、自分にとって「生きる」ことの意味、「生きる」ことを感じる時を作文したものを発表し、来賓の方々に感動を与えていました。最後に子どもクラスも合わせた全入所者と来賓が声を合わせて「幸せなら手をたたこう」を歌い、学習発表会を終えました。
3月10日(月)には、第16期生の修了式を開催しました。式典では、難民事業本部長の挨拶に続き、施設長代行より修了証書が授与され、修了生たちは自信に満ちた表情で修了証書を受け取りました。 ご参列頂いた外務省、厚生労働省、文化庁、法務省、地元自治体、警察署の関係者からは、多くの方の支えでこの場所まで来られたという感謝の気持ちを忘れずに、他の外国人にとってよい見本となってください、などのご祝辞を賜りました。また、半年間指導にあたった日本語講師からは、毎日必ず1つ新しい日本語を覚えて、日本の地にしっかりと足をつけ、立派な人になってくださいとの温かいエールをいただきました。修了生はいただいた一つ一つの言葉を胸に刻むように、頷きながら祝辞を聞いていました。 続いて行われた修了生一人一人からのスピーチでは、センターで学んだことで講師、職員に出会えたことへの感謝の気持ちを述べ、感極まって涙を流す修了生もいました。 今後、修了生は4月から定住先で仕事や学校が始まります。センターで学んだことを支えにして、これから自立した生活営んでいけるよう、難民事業本部職員一同、サポートしていきます。

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)学習発表会と修了式を開催しました

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣) 学習発表会と修了式を開催しました

2014年3月5日(木)、第20期生(第三国定住難民第5陣)がRHQ支援センターにて学習発表会を行いました。 当日は、センター近隣の自治会をはじめ、定住先地域の関係者等、多数の来賓を迎えました。 保育児はダンスを、日本語学習の成果の発表としては、子どもクラスは遠足で行った動物園の紹介や歌、クイズ、大人クラスは自分の夢や故郷での生活、日本での体験などのスピーチや劇などをこれまでに学んだ日本語を使っての学習発表となりました。 多くの来賓の前での発表に、最初は緊張の様子も見られましたが、これまで念入りに準備をおこなってきた日本語学習の成果を十分に出すことができました。 3月9日(月)には、修了式を開催しました。式典では、難民事業本部長の挨拶に続き、施設長より修了証書を授与しました。 今後、第20期生は4月から定住先で仕事や学校が始まります。センターで学んだことを支えにして、自立した生活を営んでいってくれることを願っています。

スタディツアー2014「聞いて、見て、知ろう!日本で暮らす第三国定住難民」を開催しました

スタディツアー2014「聞いて、見て、知ろう!日本で暮らす第三国定住難民」を開催しました

2014年3月4日(火)、5日(水)、6日(木)の3日間でスタディツアーを開催しました。今回のスタディツアーは、第三国定住難民の定住状況について学ぶことを目的に、第三国定住難民の支援に携わる機関や団体、支援者の方々にご協力いただき、学生や社会人の19名の参加者を得て実施しました。 第1日目は、難民事業本部にて日本の難民受入れの歴史や、第三国定住難民受入れの経緯や支援の説明を受けた後、国際移住機関(IOM)及び国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を訪問しました。両機関では、日本が難民キャンプにいる難民を受入れるまでのプロセスで国連難民高等弁務官事務所が重要な役割を担っていること、定住が決定した難民への事前研修や日本への移動の過程での国際移住機関の役割について説明を受けました。 第2日目には、公益社団法人国際日本語普及協会(AJALT)を訪問し、RHQ支援センターにおける日本語教育の内容と学習成果について説明を受けました。次に外務省人権人道課を訪問し、日本政府の第三国定住事業の取り組みや、今後の展望について説明を受けました。 第3日目は、RHQ支援センターで実際に第三国定住難民が定住支援プログラムを受けている様子を見学しました。この日は、去年の秋に入国した第三国定住難民第4陣の学習発表会が開催され、6ヵ月間に渡る日本語学習の成果を、日本語劇や歌を歌っていきいきと表現している姿を見学しました。その後、第三国定住難民の就労先を訪問し、事業所の方から難民の仕事ぶりや職場での様子を伺い、実際に第2陣の男性が働く現場を伺いました。最後に、第2陣の定住地を訪問し、難民の生活を日常的にサポートする地域定住支援員から難民の日本語学習や活動の様子について、写真を交えながら説明を受けました。 全3日間の行程を終え、参加者からは、「漠然としたイメージだった『第三国定住』が具体的な流れで考えられるようになった」という感想をいただきました。また、スタディツアーを通して得た知識や思いを今後難民支援につなげたい、もっと難民について学びたいという感想も多く聞かれました。
 
≪行程≫ 1日目:難民事業本部、国際移住機関(IOM)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) 2日目:公益社団法人国際日本語普及協会(AJALT)、外務省人権人道課 3日目:RHQ支援センター、第三国定住難民の就職先、定住地域の地域定住支援員

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)地域のイベントに参加しました

RHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣) 地域のイベントに参加しました

2014年3月2日(日)にRHQ支援センター第16期生(第三国定住難民第4陣)が、地域のリサイクル活動センターと地元商店会などが共同で開催した、「クリーンウォーク」と「こどもまつり」に参加しました。 クリーンウォークでは、当日はあいにくの雨で気温も低かったのですが、入所者は元気にゴミ拾いに取組みました。センター近隣の歩道や植え込み、自転車のカゴに捨てられている空き缶や吸い殻などのゴミを、他の参加者と一緒に大人も子どもも一生懸命拾いました。 ゴミを拾った後に、地元商店会からお茶とお菓子が振る舞われました。入所者は温かいお茶で芯まで冷えた体を温め、地域住民の方々との会話を弾ませていました。 クリーンウォークの後には、リサイクル活動センターで開催されているこどもまつりに参加しました。入所者は、生活ガイダンスで学んだゴミの分別、ごみの3R活動(発生抑制Reduce、再使用Reuse、再生利用Recycle)などに関した知識を、クイズや疑似体験を通じ、楽しく学習することが出来ました。 第16期生(第三国定住難民第4陣)がRHQ支援センターで学ぶ定住支援プログラムはまもなく終了し、来月からは定住先で新しい生活が始まります。定住先でも、自分たちの住んでいる町を大切に思う気持ち、地域の方々と協力して暮らしていこうという気持ちを忘れず、楽しく暮らしていけることを願っています。