春日部市で第1回第三国定住難民支援ネットワーク会議が開催されました

春日部市で第1回第三国定住難民支援ネットワーク会議が開催されました

2014年5月27日(火)、春日部市において、第三国定住難民の支援関係者による初めてのネットワーク会議が開催されました。 会議には、地域の支援関係者として、春日部市関係各課担当者、自治会長、難民雇用事業所の担当者、小学校長、教務主任、保育所長、児童クラブ担当指導員、地域定住支援員及び難民事業本部職員が出席しました。 会議では各出席者が顔合わせを行うとともに、それぞれの立場から難民家族との関わり等について報告がありました。本年4月に春日部に定住して約2か月が経過し、大人も子どもも日常生活や職場、学校にも徐々に慣れてきている様子が確認されました。 大人については、熱心に職場での訓練に取組み、コミュニケーション能力も上がってきていて、同僚とも打ち解けているとの報告がありました。 子どもについては、小学校、保育所で先生や友達の支援を受けながら、楽しく学校生活を送っており、勉強や遊びにも楽しく取り組んでいるとの報告がありました。 また難民家族に対しての継続的な日本語学習の機会を提供するため、今後、春日部市や国際交流協会などの協力を得て、日本語学習教室を開催していくなどの計画が報告されました。 難民事業本部は、引き続き定住地域の関係者の協力を得ながら、難民の自立定住を促進していく所存です。

RHQ支援センター第18期生(前期半年コース)地域探検とミニ学習発表会を実施しました

RHQ支援センター第18期生(前期半年コース)地域探検と ミニ学習発表会を実施しました

2014年5月19日(月)、RHQ支援センター第18期生(前期半年コース)6名は、日本語学習の一環として、センター周辺の地域を講師と一緒に探検し、様々なものの名前や意味を調べ、ミニ学習発表会を行いました。 探検の準備では、センター近隣の地図を見て、地名や施設を確認しました。入所者の中には、地図の見方に慣れておらず、自分がどこに行こうとしているのかよくわからず、悪戦苦闘している人もいました。 たくさんの樹木と日本庭園のある公園では、入所者は熱心に案内板の読み方や、草花の名前などについて講師に質問していました。日本庭園では、池で亀や鯉などを間近に見ることでき、ある入所者は故郷の川を思い出したと言っていました。他には、神社など地域に縁の深い場所や大学の構内に立ち寄り、学生や一般の人に日本語で質問したりして情報を集めました。 探索の後はセンターへ戻って、発表のための原稿を日本語で作り、講師の手直しを経て完成させました。また、探検先で撮った写真は印刷して、発表用のパネルにしました。 ミニ学習発表会当日、入所者は直前まで原稿を直したり、内容を暗記したりして備えました。発表会本番では、多様な表現を使いながらしっかりと日本語で発表を行いました。年齢が高いクラスでは、まだ少ない日本語の語彙を上手に使って発表し、職員や講師から拍手を受けていました。 まだプログラムの途中ですが、これからも様々なカリキュラムを通して、入所者が生きた日本語を学べるよう、サポートしていきたいと思っています。

鈴鹿市で第5回第三国定住難民支援ネットワーク会議が開催されました

鈴鹿市で第5回第三国定住難民支援ネットワーク会議が開催されました

2014年5月8日(木)、鈴鹿市において、第三国定住難民1家族の支援関係者による第5回目となるネットワーク会議が開催されました。 会議には、地域の支援関係者として、鈴鹿市担当者、同市教育委員会担当者、小・中学校の両校長、担当教諭、雇用主、地域定住支援員及び難民事業本部職員が出席しました。 中学校長及び担任教諭からは、2年に在籍する生徒1名は、クラスで積極的に発言したり清掃等もまじめに取り組み、母親と一緒に作った弁当持参で登校しているなど、充実した学校生活を送っている様子の報告があり、小学校長及び担任教諭からは、児童3人がそれぞれの学年で、学習力を伸ばし元気に勉強に取り組んでいることやクラスに溶け込んで生活している様子が報告されました。 また、雇用主からは、雇用されている夫婦は親しい同僚もでき安定した勤務状態であるとの報告があり、順調に職場定着している様子が窺えました。 さらに、日々の生活において難民家族と密接に関わり、生活・学習支援を継続している地域定住支援員に対し、関係者全員から感謝の言葉が述べられました。 報告の中で今後の取り組みとして、継続的な教科学習支援を含む日本語学習支援の体制づくり、子どもの進路指導の必要性について、引き続き重要な課題として関係者間で協力して対応していくことを確認し合いました。 難民事業本部としても、地域の関係者と密接に情報共有を行うことが難民の定住促進につながるとの理解から、引き続き連携を深めていきたいと考えています。