第16期生(第三国定住難民第4陣)定住地における日本語学習支援教室を開始しました

第16期生(第三国定住難民第4陣) 定住地における日本語学習支援教室を開始しました

2014年7月27日(日)、この地域に定住する第三国定住難民4家族に対して、第1回目の日本語学習支援教室を開催しました。教室は翌年3月まで計30回程度開催する予定です。 昨年度別の地域で実施した日本語学習支援教室と同様に、①日本語指導者の研修(全10回)の実施、②RHQ支援センターの学習を継承した学習支援、③難民事業本部オリジナル教材の使用、④難民の生活に配慮した日時の設定、⑤託児支援の実施、といった特色があります。 開催にあたっては、地元自治体に教室として使用する施設や日本語指導者及び保育士の確保などの協力をいただきました。 参加者全員の交流タイムでは、指導者と難民一人一人が名前や仕事、住んでいる場所など、お互いを知ろうと様々な工夫をしながら交流しました。子どもクラスでは、ゲームなどを取り入れながら楽しい雰囲気の中で学習が行なわれていたのが印象的でした。
大人クラス 子どもクラス

RHQ支援センター第18期生(前期半年コース)地域参加活動として七夕交流会に参加しました

RHQ支援センター第18期生(前期半年コース)地域参加活動として七夕交流会に参加しました

2014年7月4日(金)、RHQ支援センター第18期生(前期半年コース)6名は、生活ガイダンスの地域参加活動の一環で、地域住民との交流を通じて日本文化を学ぶことを目的とした七夕交流会に参加しました。 第18期生にとっては、地域の方々と直接触れ合う初めての体験のため、初めは少し緊張した面持ちでしたが、町会の方々から温かい出迎えを受けすぐに緊張がほぐれたようでした。会の始めに町会の方より七夕の由来や盆踊りの意味を分かりやすく説明していただき、次に入所者が自己紹介や自国の文化紹介を行いました。話題は自国の教育、文化、歌など様々で、どれも聴衆の興味を引いていました。ある入所者は、「とても関心を持って聞いてくださったので、リラックスして発表できました。私の紹介は面白いのか不安でしたが、熱心に聞いてくださって本当にうれしかったです。」と感想を語っていました。 その後、思い思いの願いを書いた短冊を笹に飾り付け、入所者が心待ちにしていた浴衣の着付けを町会婦人部の方々にしていただきました。初めて浴衣を着た入所者もいて、自分の浴衣姿を鏡に映して本当に嬉しそうにしていました。そして本日のメインイベントの盆踊り(炭坑節)を全員で一つの輪になって踊りました。最初は見よう見まねで踊っていた入所者でしたが、すぐに輪に溶け込み何周も踊りを楽しんでいました。浴衣を着たのも盆踊りを踊ったのも、入所者にとって新鮮な体験で、日本の新しい文化を学ぶことができたと興奮冷めやらぬ様子で話していました。 懇談の時間では、入所者はすっかりリラックスしたムードで町会の方々と上達した日本語で会話を楽しんでいました。締めくくりに参加者全員で「七夕さま」を合唱し、和やかな雰囲気の中で会は終了しました。最後まで盛りだくさんの会となり、入所者は満足した笑顔で会場を後にしました。 後日、会を開いてくださった町会の方々に感謝の思いを伝えるために、日本語で書いた礼状を届け、大変貴重な体験となりました。