RHQ支援センター第19期生(後期半年コース)地域探検とミニ学習発表会を実施しました

RHQ支援センター第19期生(後期半年コース)地域探検と ミニ学習発表会を実施しました

2014年11月25日(火)、RHQ支援センター第19期生(後期半年コース)6名は、日本語学習の一環として、センター周辺の地域を講師と一緒に探検し、様々なものの名前や意味を調べ、ミニ学習発表会を行いました。 探検の準備では、センター近隣の地図を見て、地名や施設を確認しました。入所者の中には、地図の見方に慣れておらず、自分がどこに行こうとしているのかよくわからず、悪戦苦闘している人もいましたが、無事に目的を達成することができました。 入所者は最初に大学へ行き、構内の博物館を見学するなど、日本の歴史や伝統文化にふれることが出来ました。また、樹木や池のある日本庭園では、入所者は熱心に案内板の読み方や、草花の名前などについて講師に質問していました。そのほか、神社など地域に縁の深い場所なども探検しました。 探検の後はセンターへ戻って、発表のための原稿をインターネットで調べたりして日本語で完成させました。また、探検先で撮った写真を印刷して、発表に備えました。 ミニ学習発表会では、入所者は直前まで内容を暗記しようとがんばりました、発表会本番では、それぞれの日本語レベルに応じた表現や単語を使いながらしっかりと日本語で発表を行いました。質問にも日本語の語彙を上手に使って応対ができていました。 まだプログラム期間の途中ですが、これからも様々なカリキュラムを通して、入所者が生きた日本語を学べるよう、サポートしていく予定です。

平成26年度雇用促進協議会(西日本地区)を開催しました

平成26年度雇用促進協議会(西日本地区)を開催しました

2014年11月21日(金)、大阪府八尾市において雇用促進協議会を開催し、難民定住者を雇用する事業所をはじめ、八尾市役所、職業安定機関、事業主団体及び支援団体から13名の出席がありました。 職業安定機関からは、近畿地域の景気は、緩やかな回復傾向にあるものの、失業率は全国に比べて高い水準で推移しており、雇用情勢については厳しい状況が継続しているとの報告がありました。また、建設業や介護・保育、飲食サービス業など、人手を必要とする業種は広がっているとのことでしたが、外国人労働者を受け入れる事業所が少ないなどの実情があり、難民定住者を取り巻く状況は依然厳しいものと考えられるとの報告がありました。 行政機関からは、八尾市在住のベトナム人定住者に対する就労支援について、就職に必要とされる日本語能力が不足しているケースが多いことが問題として挙げられ、コミュニティ内で協力、助け合いが進んでいるという良い面がある一方、日本語を習得しなくても生活ができてしまうという悪い面もあるのではないかという意見が聞かれました。 支援団体からは、日本語能力を伸ばしたくても子どもの養育や自身の就労等の事情により、教室への参加など学習の機会を得るのが難しい状況にあることや、Facebook や Lineを使った多様化する求職方法に適応できず取り残されてしまう例や、知人を頼り就職したものの法定最低賃金すら支給されていない事案など、定住者が直面している問題について報告がありました。 就労は自立定住の要です。就労支援には、受け入れ事業所の開拓をはじめ、日本語教育等の就労に要する資質向上のための研修など、側面的な支援を合わせて包括的に支援をすることが必要とされています。この会議で得られた貴重な意見を今後の支援事業に生かしていく所存です。

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」第1回『支えあう外国人の子どもたち』を開催しました

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」第1回 『支えあう外国人の子どもたち』を開催しました

神戸YMCAとの共催でセミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」の第1回『支えあう外国人の子どもたち』を11月12日に開催しました。神奈川県営住宅いちょう団地で活動する当事者団体「すたんどばいみー」から、ご自身もカンボジア難民であるチュープ・サラーンさんに講師としてお越しいただき、学生や社会人など20名の方に参加いただきました。サラーンさんご自身の難民としての苦労、支援している外国人の子どもたちが抱える悩みや難民を受け入れる日本社会の課題についての貴重なお話に、皆さん熱心に耳を傾けていました。 第2回以降のセミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」は、11月26日(『ミャンマーから日本に来て』)、12月3日(『シリア難民の支援活動』)、12月10日(『パレスチナの日常生活」)に開催します。

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」第1回『支えあう外国人の子どもたち』を開催しました

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」第1回 『支えあう外国人の子どもたち』を開催しました

神戸YMCAとの共催でセミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」の第1回『支えあう外国人の子どもたち』を11月12日に開催しました。神奈川県営住宅いちょう団地で活動する当事者団体「すたんどばいみー」から、ご自身もカンボジア難民であるチュープ・サラーンさんに講師としてお越しいただき、学生や社会人など20名の方に参加いただきました。サラーンさんご自身の難民としての苦労、支援している外国人の子どもたちが抱える悩みや難民を受け入れる日本社会の課題についての貴重なお話に、皆さん熱心に耳を傾けていました。 第2回以降のセミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」は、11月26日(『ミャンマーから日本に来て』)、12月3日(『シリア難民の支援活動』)、12月10日(『パレスチナの日常生活」)に開催します。

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」第1回『支えあう外国人の子どもたち』を開催しました

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」第1回 『支えあう外国人の子どもたち』を開催しました

神戸YMCAとの共催でセミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」の第1回『支えあう外国人の子どもたち』を11月12日に開催しました。神奈川県営住宅いちょう団地で活動する当事者団体「すたんどばいみー」から、ご自身もカンボジア難民であるチュープ・サラーンさんに講師としてお越しいただき、学生や社会人など20名の方に参加いただきました。サラーンさんご自身の難民としての苦労、支援している外国人の子どもたちが抱える悩みや難民を受け入れる日本社会の課題についての貴重なお話に、皆さん熱心に耳を傾けていました。 第2回以降のセミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」は、11月26日(『ミャンマーから日本に来て』)、12月3日(『シリア難民の支援活動』)、12月10日(『パレスチナの日常生活」)に開催します。

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)、職場見学を実施しました

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)、 職場見学を実施しました

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)の入所者のうち就労を予定している者12名が就職活動を開始しました。日本での就職に関する基礎講座を受けた後、2014年11月11日(火)〜14日(金)と26日(水)〜27日(木)の6日間に渡って職場見学を実施しました。 職場見学の受入れ先は靴製造、塗装、左官、配管、自動車整備、衣料品販売、調理等で様々な職場を見学しました。受け入れ先のご厚意で実際の職場で詳細な説明を受けたり、作業を見学する機会に恵まれました。見学終了後の振り返りでは、「これなら自分にもできそうだ」、「早くやってみたい」など前向きな意見が聞かれ、自立定住への意欲を一層高めるきっかけとなりました。

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)地域の清掃活動に参加しました

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)地域の 清掃活動に参加しました

2014年11月2日(日)、RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)の入所者が地域のボランティア清掃活動に参加しました。 地元商店会よりお誘いいただき、入所者は早朝から清掃活動に参加しました。RHQ支援センター近くの大通りの歩道で、大人も子ども一生懸命、タバコの吸殻や缶などのゴミを拾い、すぐに袋はゴミでいっぱいになるほどでした。はじめは一緒に参加していた地域の方との日本語会話に戸惑っている様子でしたが、徐々に打ち解け、習いたての日本語で会話しながら清掃活動に取り組むことができました。 終了時には自分のゴミ袋を見せ、少し誇らしげな表情をしていました。最後に商店会より飲み物が配られ、会長からお礼の言葉があり、清掃活動を終えました。 今後もRHQ支援センターは地域の一員として、地域の活動にも積極的に参加していく所存です。

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)が、日本で生活する先輩難民の体験談を聞きました。

RHQ支援センター第20期生(第三国定住難民第5陣)が、 日本で生活する先輩難民の体験談を聞きました。

第三国定住の制度により日本に定住している難民3名の先輩を講師として招き、第20期生に対して仕事や生活の面などの体験談を話していただきました。同じ経験を持ち、それを克服した体験談に、入所者も強い興味を持って聞き入り、積極的に質問をする姿が印象的でした。 入所者からの質問の多くは、来年4月以降の定住後の生活が中心で、職場や子どもの学校に関する内容が多く、先々のことを見据えて情報を得ようとする姿に心強さを感じました。 先輩難民講師から「困ったことはいつでも相談してください。同じ難民同士、助け合っていきましょう。」と、温かい言葉が贈られ、入所者はとても安心した表情でした。

RHQ支援センター第18期生(夜間通年コース)健康ウィークを実施しました

RHQ支援センター第18期生(夜間通年コース) 健康ウィークを実施しました

RHQ支援センター第18期生(夜間通年コース)は、生活ガイダンスの一環として、生活の基盤となる「健康」について集中的に学ぶ健康ウィークを実施しました。 健康ウィークで学ぶ内容は、①感染症や伝染病、②歯の健康、③栄養バランスと健康管理、④正しい薬の知識、⑤健康保険制度と病院の5つのトピックに分かれています。地域自治体の協力を得て、各分野の専門家を講師として派遣していただき、講座を実施しました。 感染症や伝染病の講座では、病原菌が体の中に入り色々な悪さをすることを学び、病原菌から体を守るために手洗いやマスクをして予防することや、周りの人に伝染させない対処の大切さも習いました。歯の講義では、母国では治療を受ける機会に恵まれず、虫歯や歯周病を患っている入所者もおり、実際に歯ブラシを使って基礎的な歯のみがき方の指導を受けました。 栄養バランスと健康管理についての講座では、健康な体を維持するためには日々の食生活が重要であること、バランスの良い食事を摂ることの大切さについて説明を受けました。四季折々の日本食の紹介もあり、入所者は初めて聞く日本料理の説明に興味深げに耳を傾けていました。 正しい薬の知識の講座では、決められた用法・容量を守ることや「お薬手帳」の活用など、処方箋や薬剤師の役割などについても学びました。健康保険制度の講座では、国民全員を対象にした健康保険に外国人も加入できること、3割の自己負担で治療が受けられることの他、様々な助成があることなどについて説明を受けました。最後に入所者それぞれの言語訳が付いた医療用語集(難民事業本部作成)が配布され、いざという時に役に立つように使い方の説明も受けました。 この講座を通して、健康を保つことの重要性への理解が深まったことと思います。

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」を開催しました

セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」を開催しました

関西支部は11月から12月にかけて、難民問題を広くみなさんに知っていただくため、セミナー「わたしたちの難民問題2014/Vol.15」(全4回)を(公財)神戸YMCAとの共催で開催し、延べ95名の方に参加いただきました。 第1回は、神奈川県営住宅いちょう団地で外国人の子どもの支援活動を行う当事者団体「すたんどばいみー」のチュープ・サラーンさんに、親子関係や学校生活など、外国人の子どもたちが抱える悩みや課題と、すたんどばいみーの活動内容について、ご自身もカンボジア難民でいらっしゃるサラーンさんの経験も交えてお話しいただきました。日本社会へ期待することとしては、単なる国際交流に留まらず、マイノリティーや弱者に寄り添う社会になってほしいとのことでした。 第2回は、ミャンマーからの難民で現在は難民事業本部で働くラムマンさんに、祖国を逃れた経緯、日本に来てから現在に至るまでの人生についてお話しいただきました。日本語がわからず難民認定手続きや日々の生活で大変苦労したこと、日本の大学で経験した辛かったことや良かったことに加え、応援してくれた方への感謝の気持ちと、周りに困っている外国人がいたら、話を聞くだけでもいいので支援してほしいという願いなど、当事者ならではのお話でした。 第3回は、特定非営利活動法人ジェンの黒木明日丘さんに、ジェンが実施しているヨルダンでのシリア難民支援についてお話しいただきました。現在の難民キャンプの現状と、徹底したニーズ調査に基づいた、難民が主体となって行う水・衛生設備の維持管理支援、子どもへの衛生促進活動、衣料配布、キャンプ内での月刊誌の発行、難民受け入れコミュニティへの支援など、日本のNGOならではのきめ細やかな支援について、詳しくご説明いただきました。 第4回は、つい先日現地での取材を終えて帰国されたばかりの写真家、高橋美香さんに、パレスチナの人々の日常生活についてお話しいただきました。難民キャンプでの先の見えない過酷な生活、分離壁の建設や入植によって荒廃した農地、支えあって生きる家族、理不尽な取り締まりに抗議する人、それを取り締まる兵士、大切な人を失った悲しみなど、高橋さんが撮影した写真を通して、現在のパレスチナを身近に感じる良い機会となりました。 難民事業本部では、今後も難民問題を身近に感じていただくため、有意義なイベントを企画してまいります。