RHQ支援センター第21期生(前期半年コース)地域探検とミニ学習発表会を実施しました

RHQ支援センター第21期生(前期半年コース)地域探検と ミニ学習発表会を実施しました

2015年5月27日(水)、RHQ支援センター第21期生(前期半年コース)6名は、日本語学習の一環として、センターの周辺地域を日本語講師と一緒に探検し、様々なものの名前や意味を調べ、成果についてミニ学習発表会を行いました。 探検の準備では、センター近隣の地図を見て、地名や場所を確認しました。入所者は、日本語の地図の見方に悪戦苦闘しながらも何とか行き先にたどり着きました。 近くの川岸を歩き、たくさんの樹木のある日本庭園を訪れた入所者は案内板の読み方や、草花の名前などについて熱心に日本語講師に質問していました。園内の池や滝では亀や鯉などを間近に見ることができました。庭園のほか、神社など住民に縁の深い場所や大学の構内に立ち寄ったり、博物館を見学しました。 探索の後センターへ戻り、講師からアドバイスを受けながら発表の原稿を日本語で作り、探検先で撮った写真をつけて完成させました。 ミニ学習発表会では、発表に備えて入所者は直前まで原稿を直したり、暗記したりして緊張の面持ちでしたが、本番になると、これまで習った表現を駆使しながらしっかりと日本語で発表をすることができ、観客の職員や講師から大きな拍手を受けていました。

RHQ支援センター第20期生(第三国定住第5陣)小学校の運動会が行われました

RHQ支援センター第20期生(第三国定住第5陣) 小学校の運動会が行われました

2015年5月23日(土)、千葉市に定住した第三国定住第5陣のうち、小学生4名とその家族が小学校の運動会に参加しました。 児童4名にとって日本の運動会は初めての経験でしたが、入学後から練習を重ねた組み体操やダンス、徒競走、親子競技などに一生懸命取り組み、どの児童も満足な成果をあげ、終始満面の笑みで過ごすことが出来ました。 母親は朝早くからお弁当づくりをしたり、父親は小学校の校庭で日本人の保護者に混じって観覧場所の設営に奮闘したり、それぞれが日本の運動会の独特の雰囲気を楽しんでいました。 競技中は、自分の子供の出番になると、大声で子供の名前を呼び、夢中で応援し、昼食の時間は、親子で手作りのお弁当を囲み、子供の活躍をねぎらいながら、笑い声を響かせていました。

平成27年度第三国定住難民に対する日本語教育支援促進懇談会を開催しました

平成27年度第三国定住難民に対する 日本語教育支援促進懇談会を開催しました

2015年5月15日(金)、第三国定住難民に対する日本語教育支援を行っている支援団体と文化庁国語課、RHQ支援センター日本語講師等関係者計21名の出席を得て、懇談会を開催しました。 平成26年度に実施した、日本語能力及び日本語学習実態調査の報告及び、2015年3月に実施した日本定住難民雇用促進懇談会において難民定住者を雇用している企業から日本語能力に関して出た意見について報告を行いました。 また、現在日本語教育支援の現場において抱えている課題や今後考えられる支援の在り方についても、意見交換を行いました。議論の中では、一般の地域住民や学校関係者に対し、難民についての理解を広げていく必要性や、子供の日本語学習は教科学習と関連づけて行うことが重要であるといった点が課題として挙げられました。また、半年に一度実施している日本語能力調査を効果的に実施する方法や日本語学習への意欲を高める働きかけ等について、様々なアイディアや改善点などが挙げられました。出席者の方々の活発な議論により、今後の支援の在り方の参考となる意見交換となりました。 定住後のより良い日本語教育支援に向けて、今後も関係機関との意見・情報交換を行いながら、プログラムの改善等に努めていきたいと思います。

【ご出席頂いた関係者の皆様】 NPO法人 みんなのおうち 理事・副代表 小林普子 様 NPO法人 多文化子供自立支援センター 代表理事 中山眞理子 様 春日部市国際交流協会 国際21委員会委員長 我妻智明 様 公益財団法人 千葉市国際交流協会 事務局長補佐 若井たかみ 様 公益財団法人 千葉市国際交流協会 日本語学習支援担当 鈴木恵美子 様 こども日本語学習クラブ 日本語講師 松尾恭子 様 社会福祉法人 さぽうと21 学習支援室コーディネーター 矢崎理恵 様 社会福祉法人 日本国際社会事業団 職員 中村紀子 様 認定NPO法人 難民支援協会 支援事業部 古藤吾郎 様 認定NPO法人 難民支援協会 定住支援部 鶴木由美子 様 文化庁文化部国語課 日本語教育専門官 小松圭二 様 文化庁文化部国語課 日本語教育専門職 増田麻美子 様 【RHQ支援センター日本語教育関係出席者】 内藤日本語教育監督者、宮下日本語講師主任、小瀧日本語講師、山本日本語教育相談員

RHQ支援センターを退所した第20期生(第三国定住第5陣)定住先での日本語学習支援教室を開始しました

RHQ支援センターを退所した第20期生(第三国定住第5陣) 定住先での日本語学習支援教室を開始しました

千葉市に定住した第三国定住第5陣5家族が、定住先で継続的に日本語学習を続けることが出来るよう、難民事業本部と千葉市国際交流協会が連携し、地域のボランティア教室の協力を得て、難民定住者の居住地の近くの公民館で日本語学習教室を開講しました。 この教室は、今後毎月3回日曜日に開講し、来年3月までに30回程度開講します。小さい子供がいる方の参加を促すため、教室の隣では保育担当者が子供を預かり、集中して勉強できる環境を整えています。 初日に参加した難民定住者からは、「仕事が始まって日本語が足りないことがわかった」「もっと勉強して、もっと日本語がうまく話せるようにしたい」「中学の勉強にも役に立つ」などの声が聞かれました。こうした日本語の学習意欲に応えるよう、引き続ききめ細かく支援を行っていきます。