RHQ支援センター第21期生(前期半年コース)
国会議事堂、区立図書館を訪問しました
RHQ支援センター第21期生(前期半年コース)6名は、生活ガイダンス授業の一環として、日本の政治制度と公共サービスについて戸外学習を行いました。
入所者は国会議事堂の見学に備え、事前に日本の民主政治・選挙についての授業を行い、日本の政治制度における内閣と国会の役割や、衆議院と参議院の違いなどについて学習しました。
2015年8月3日(月)国会議事堂を訪問し、衆議院を見学しました。入所者たちは国会議事堂職員の案内に従い、衆議院玄関から御休所(ごきゅうしょ)、中央玄関、本会議場などを順に回りました。御休所(ごきゅうしょ)を見学した際には、「天皇陛下と他の皇族方の部屋に違いがありますか。」など通訳を介して質問し、理解を深めました。最後に見学した議会政治の基礎を作るために功労のあった板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像の前では、最近の戸外学習で早稲田大学について学習したこともあり、「大隈重信は早稲田大学の創立者ですか。」「他の人についても詳しく知りたい。」など、積極的に質問がなされました。入所者の中には、「もう一度来て、もっと勉強したいです。」などの感想を述べた人もいました。
2015年8月5日(水)区立図書館を訪問し、身近な公共サービスと利用法について学びました。館内に入る前に、入所者達は図書カードの作り方や本の予約システムなどの利用の仕方と、館内で大きな声を出してはいけない、場所取りをしてはいけない、飲食をしてはいけないなどのルールの説明を受けました。その後館内に移動し、書物の分類や場所を確認した後、各々興味のある本を手に取っていました。夏目漱石などの日本文学の本を沢山借りた入所者もいました。展示コーナーでは、原爆の日を前に広島と長崎の写真が展示されており、初めて写真を目にした入所者からは「戦争は怖いですね。写真を見るのもつらいです。」などの声が聞かれました。