第三国定住難民第6陣の到着

第三国定住難民第6陣の到着

2015年9月29日(火)、第三国定住難民第6陣としてマレーシアに一時滞在していたミャンマーからの難民6家族19名が成田空港に到着しました。深夜便の長旅で不安と緊張した面もちでしたが、大人も子供も全員元気に政府関係者やRHQ職員によって出迎えられ、都内の宿泊施設に入居しました。 今後は、日本での生活に慣れるためのオリエンテーション期間の後、RHQ支援センターで約半年間にわたり日本語や日本の文化習慣などを学び、就職先や居住先を決めて、来春には定住先で新しい生活を開始することになります。 日本に受け入れられた難民家族が、RHQ支援センターの入所期間は、適切な環境で集中して定住支援プログラムを受講できるよう支援していきます。

RHQ支援センター第21期生(前期半年コース)学習発表会と修了式を行いました

RHQ支援センター第21期生(前期半年コース) 学習発表会と修了式を行いました

2015年9月3日(木)、第21期生前期半年コースの6名は、日頃の学習成果の発表を行いました。 発表会には、これまで交流を重ねてきた地元町会や関係省庁からも見学者が多数参加しました。 大勢の見学者を前に各人、いくぶん緊張した面持ちでしたが、徐々にいつもの調子を取り戻し、自分が尊敬する人物や自国の文化などについて自分でインターネットから探した資料や写真を使いながら、日本語で発表を行うことができました。 後半には、自分達で構成を考え練習してきた日本語劇を披露したり、谷川俊太郎の詩「生きる」を全員で朗読したり、「炭坑節」を町会の方と一緒に踊ったりして、この半年間の学習を総括しました。最後に「上を向いて歩こう」を合唱し、学習の成果を存分に披露することができました。
9月8日(火)、第21期生(前期半年コース)の修了式を開催しました。式典では、難民事業本部長の挨拶に続き、施設長より6名全員に修了証書が、2名に精勤賞が授与されました。 来賓の外務省、法務省、文化庁、厚労省、地元自治体、警察署から修了生に心温まるご祝辞を賜り、指導にあたった日本語講師からは、修了生一人一人に向け、ここで身に着けた日本語を実社会で伸ばしていってほしいと温かいエールを頂きました。 修了生の答辞では、「初めは全くわからなかった日本語が話せるようになって嬉しい。」「日本語を読んだり、書いたりできるようになって仕事が楽しくなった。」「この仲間と一緒にこのセンターで学べて感謝している。」など述べられ、全員が笑顔で修了式を終えました。 今後、それぞれの定住先で新しい生活や仕事が始まります。センターでつけた自信を、これからの生活で活かしていくことを、職員一同願っております。