第三国定住難民第6陣が難民の交流会に参加しました

第三国定住難民第6陣が難民の交流会に参加しました

2015年10月18日(日)、第三国定住難民第6陣として先月来日したRHQ支援センター第22期生6家族19名が、当財団が新宿区他と共催で開催した難民定住者の交流イベント「日本定住難民とのつどい」に参加し、日本に住んでいるミャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジアからの難民定住者が披露した民族舞踊などを観覧しました。同胞がきらびやかな衣装で舞台いっぱいに繰り広げる舞踊を堪能し、母国に想いを馳せながらのひとときを過ごしました。会場では、数年前に第三国定住で来日している先輩難民定住者にも会うことができ、一層交流を深める機会となりました。

RHQ支援センター第三国定住難民コース第22期生(第三国定住難民第6陣)及び第23期生(条約難民コース)定住支援プログラムが開始されました

RHQ支援センター第三国定住難民コース第22期生(第三国定住難民第6陣)及び第23期生(条約難民コース)定住支援プログラムが開始されました

2015年10月13日(火)マレーシア国内に一時滞在していたミャンマー難民9月29日に来日した6家族19名と日本政府に条約難民として認定された方及びその家族2家族4名の合わせて8家族23名が、RHQ支援センターの日本語教育、社会生活適応指導、職業紹介等の定住支援プログラムを開始しました。 プログラムの開始にあたって開催した開講式典では、政府関係省庁、国際機関、地元自治体等からご列席いただいた来賓の皆様から、しっかり日本語の基礎を学び、一日も早く日本社会に慣れ、地域に馴染んでいってほしいなどの励ましの言葉をかけて頂きました。 RHQ支援センターでは、難民の方々が文化や習慣が異なる日本社会に定着し、安定した自立生活を営むことが出来るようになることを目標に、来年3月の研修期間終了まで定住支援プログラムの円滑な実施に努めて参ります。

「帰化・職業相談会」を開催しました(2015.10.4)

「帰化・職業相談会」を開催しました。

帰化と職業に関する相談会を10月4日(日)正午からカトリックたかとり教会(神戸市長田区)にて開催しました。インドシナ難民定住者とその家族の自立と日本での生活の安定が目的です。 帰化相談会では最初の30分に一般的な帰化許可申請の流れを説明するとともに、申請時におけるインドシナ難民特有の留意点を全体に説明し、その後、個別相談の時間を設けました。個別相談では、8名の相談者から帰化許可申請に係る相談を受けました。相談者の中には、以前に申請を希望し管轄法務局に相談に行ったものの、「難民」であることを理解されず、大使館や領事館に行って書類を揃えるように指導されたため、あきらめたというケースが複数ありました。また、諸事情により家族の一部の者の帰化を希望されているケース、ODP(家族呼び寄せ)で来日したが、その後旅券の更新をしていないケース等々、一口に「帰化」と言っても入国の経緯、その後の生活状況等により申請を希望する事情や背景は様々です。第2の故郷とも言える日本での生活への想いと、実質上の無国籍で旅券を持つことのできない子どもたちの将来を考えた結果、日本国籍の取得を希望されているということが、相談者の皆さんに共通していました。 職業相談では1名の相談者から、製品加工分野で起業を考えており、どのような法的手続が必要かという相談を受けました。法的手続を行う以前に、事業形態が定まっていなかったことから、起業の支援を行う商工会議所で事業形態の相談を行い、本人が予定する規模に合った事業形態を選択した上で、必要な法的手続を行うようアドバイスを行いました。言葉の問題から、どの機関でどのような相談を行えばいいのかという情報を得ることが難しいことへの苛立ちと、必要な法的手続を行っていないのではないか、という不安を相談者から感じました。 今後、他の地域でも出張相談会を開催し、インドシナ難民定住者の皆さんが抱える日本での生活における問題の解決を支援していきたいと考えています。

グローバルフェスタJAPAN2015に出展しました

グローバルフェスタJAPAN2015に出展しました

2015年10月3日(土)、4日(日)、お台場センタープロムナードで開催されたグローバルフェスタJAPAN2015に難民事業本部も出展しました。 3日、4日両日とも秋晴れとなり、二日間あわせて約200人の方が難民事業本部のブースに足を運んでくださいました。 難民事業本部では、日本の難民受入れの歴史や難民事業本部の支援内容などについて展示や資料配布を行いました。今年度は、文化庁が実施している難民に対する日本語教育事業を紹介するパネルを新たに加え、難民の書いた書道などの学習成果を紹介しながら、広報啓発を行いました。また、「難民理解クイズ」を行い、正解した方に難民のストーリーを分かりやすく描いたマンガや難民が描いた絵ハガキをお渡ししました。 ニュースを通して難民のことに関心を持ったとおっしゃる方が多く、熱心にご質問をいただき、難民に対する関心の高まりを感じました。 難民理解クイズに参加くださった方からは、日本がたくさんの難民を受け入れてきて支援してきたことを初めて知った、現在の難民受入れの状況を知ることができてよかったといった感想をいただきました。また、もっと日本にいる難民のことを知りたい、自分も難民支援に関わりたいという声も聞かれました。今後も難民支援や日本に定住する難民についての情報発信に努めていきたいと考えています。