第三国定住難民第6陣が体験入学・体験入園を実施しました(2016年1月25日〜2月16日)

第三国定住難民第6陣が体験入学・体験入園を実施しました (2016年1月25日〜2月16日)

RHQ支援センター第22期生(第6陣)の学齢児童が、定住先で学校生活に早く馴染めるよう、地域の小学校と幼稚園の協力を得て、小学校に3人、幼稚園に1人、体験入学・入園をしました。体験は定住支援プログラムの日本語教育が終盤に近づいた1月25日(月)から始まり、小学校は2月10日(水)まで、幼稚園は2月16日(火)まで実施しました。 小学生の3人は、体験初日に全校生徒の前で挨拶した時には、小さな声で自分の名前を言うのがやっとでしたが、日を追うごとにどんどんクラスに溶け込んでいき、手を挙げて発言したり、音読をしたりと、積極的に授業に参加するようになりました。休み時間にはクラスメイトたちと大声をあげながら大縄跳びをして、たくさんの思い出を作ることができました。幼稚園児は仲良くなった友達と、元気に追いかけっこや鬼ごっこをし、学芸会の劇ではうさぎの役を演じ、楽しく参加することができました。先生方やクラスメイトに温かく迎え入れていただいたことで、一生忘れることのできない経験となりました。 日本の学校で友達と一緒に学ぶことの喜びを知った4人は、日本の小学校、幼稚園が大好きになりました。体験が終わるとこれまで以上に自信をもって日本語を話すようになり、学校教科の学習意欲も増して、国語、算数、理科、社会のワークブックで熱心に勉強するようになりました。今回の体験入学・体験入園が、定住地での新たな学校環境に児童たちが適応していく上で、大きな効果を発揮してくれることと思います。
 

RHQ支援センター第22期生(第三国定住難民第6陣)と第23期生(後期半年コース)昔遊びを体験しました(2016.1.22)

RHQ支援センター第22期生(第三国定住難民第6陣)と 第23期生(後期半年コース)昔遊びを体験しました(2016.1.22)

2016年1月22日、RHQ支援センター第22期生(第三国定住難民第6陣)と第23期生(後期半年コース)は、日本の昔遊びを通して、地域住民と交流しました。 地元町会が地域住民にRHQ支援センター入所者との交流の一環で、昔遊びの会を開いてくださり、参加した地域住民の方々から子供時代の遊びだったベーゴマ、けん玉、羽根つきやぼうずめくりなどを紹介していただきました。入所者も積極的に日本語で質問し、遊び方のコツや遊びの由来を教えてもらい、初めて体験する日本の昔遊びに真剣に取り組んでいる様子でした。 入所者からはお礼として、自分の特技を紹介しました。リンゴをナイフ一本で白鳥の形にカービングして披露したり、ボールリフティングを実演したりして会場を湧かせていました。例え片言の日本語であっても、住民との自然な交流の中で、いつの間にか国の違いを感じない程打ち解け合い、心の通った楽しい交流の機会となりました。

年末年始の文化体験

年末年始の文化体験

RHQ支援センターのプログラムでは第22期生(第三国定住難民第6陣)と第23期生(後期半年コース)が新年を迎えるための様々な準備や新年に行う慣習など日本の文化を体験しました。 年末にはお世話になった方々にお礼の気持ちを込めて年賀状を書くことを日本語学習の授業の中で学び、実際に地域の方々に年賀状を書いて、郵便局のポストに投函しました。 新年最初の授業では書初めをしました。慣れない毛筆を上手に使って、「日本」「正月」「花」などの漢字を書いて、教室に貼り出しました。初めて書いたとは思えないほど力強い筆使いの作品が多くあり、講師や職員が感心しながら見入っている横では、入所者たちが誇らし気な顔をしていました。その後、近くの神社を訪れ、「家族がみんな元気で日本でしっかり暮らしていけますように」「子供たちが幸せになれますように」など願いを込めて、初詣をしました。