第三国定住難民第6陣 防犯セミナーの開催

第三国定住難民第6陣 防犯セミナーの開催

2016年4月16日(土)、千葉県警千葉西警察署のご協力を得て、第6陣6世帯に対して、防犯セミナーを開催しました。第6陣は3月中旬に定住地に転居後約1か月が過ぎ、大人は通勤に電車を使ったり、自転車に乗ったりしはじめ、子供たちも自転車で遊びに出かけたりするこの時期を捉え、自転車の安全な乗り方、ひったくりや痴漢の被害に遭わないための用心の仕方、外出時の戸締まり等について、具体例を交えながらわかり易く講義して頂きました。 日本で安全に暮らしていくためには、時と場合に応じて警察に通報することも必要です。被害に遭ったときに迅速に110番通報をすることの重要性や、その際に日本語で何をどのように伝えれば良いかなど実践的なアドバイスを受けました。 子供たちには「いかのおすし」の標語が渡され、知らない人についていかない、知らない車にらない、あぶなかったらきな声で叫ぶ、ぐに人のいるところに逃げる、近くの大人や警察、家の人にらせるなど、子供が自分の身を守るための適切な行動の説明がありました。 講義の終了後には、移動交番車とパトカーに乗車体験させていただき、各世帯に対して警察署から自転車のワイヤー錠など防犯グッズのプレゼントの配布と施錠の大切さについて注意喚起がありました。 参加した難民家族からは、日本は警察に守られている安全な国だ、国民が法律を守っている国なので自分も法律を守って暮らしていきたいなどの感想が聞かれ、犯罪を起こさない、犯罪に巻き込まれないための意識を高めることが出来たと思います。

RHQ支援センター第24期生(前期半年コース)防災館見学・健康ウィーク実施(2016.4.6・2016.5.9〜13)

RHQ支援センター第24期生(前期半年コース)防災館見学・健康ウィーク実施(2016.4.6・2016.5.9〜13)

2016年4月6日第24期生5名は、生活ガイダンス講座の一環で、東京消防庁池袋防災館で、地震や火事の時の対処の仕方を体験し、防災について学びました。予めセンターの授業で、火事や地震、自然災害について学習し、緊急時の消防署、警察署への緊急通報の仕方を学んだ上で、実際に防災を疑似体験しました。 火災が起きたときに役立つ初期消火を体験できる消火体験コーナーでは、大型スクリーンに表示された炎に向かって受講生が実際に放水して消火体験しました。 避難姿勢を学ぶコーナーでは、火災時の正しい避難方法を体験しました。無害な煙が広がる薄暗い部屋の中で、いかにして危険な煙から身を守るか、慌てずに、避難姿勢をしっかり保ちながら、安全な場所に逃げる体験をしました。 地震体験では、台所を模した体験機に乗り、これまでに実際に日本で起こった地震の揺れ方・震度を再現したものを体感しました。簡単そうに見えても、実際に部屋全体が揺れると、食卓の脚につかまっていることさえ困難になり、地震の際には慌てずに揺れが収まるのを待つことの大切さを学びました。 2016年5月9日から13日は、生活ガイダンス講座の健康ウイークとして、新宿区健康部の協力を得て、保健師、歯科衛生士、栄養士、薬事監視員を講師に招き、各分野に精通した専門家から、日本で健康に暮らしていくためのノウハウを学びました。 保健師からは感染症や伝染病の予防、歯科衛生士からは歯の衛生管理、栄養士からは栄養バランスと健康、薬事監視員からは正しい薬の知識について、時には実例や実践を交えながらわかりやすい講義をしていただきました。それぞれ出身国が異なるため国によって健康意識に違いがありますが、正しく新しい知識を得ることが出来て今後の日本での生活の参考になったようです。子育て中の母親にとっては、インフルエンザの予防法など生活に役立つ情報も多く得ることが出来ました。 また、健康保険制度について、制度の仕組みや健康保険に加入することの大切さや様々な助成制度について学び、健康を維持していくためには、日頃から健康に気を遣っていくことの大切さと、外国人であっても健康保険制度に加入する必要性についても学習しました。
 

RHQ支援センター第24期生(条約難民夜間通年コース・前期半年コース)の合同開講式を開催しました

RHQ支援センター第24期生(条約難民夜間通年コース・前期半年コース)の合同開講式を開催しました

2016年4月4日(月) 、RHQ支援センターにて、第24期生(条約難民夜間通年コース及び前期半年コース)の合同開講式を開催しました。今期のそれぞれのコースはアジア、アフリカ諸国からの入所者を迎え、各コース5名ずつでスタートしました。 開講式には、関係省庁の外務省、法務省、厚生労働省、文化庁のほか、地元自治体、地元町会、国際機関のUNHCR駐日事務所からもご列席いただき、これからそれぞれのコースで1年間、半年間の定住支援プログラムの開始するにあたり、入所者にお祝いと励ましの言葉をかけて頂きました。 出身国、民族、言語もさまざまな入所者が、半年後、1年後の各コース修了時まで仲良く、協力してクラス活動に取り組み、一人も欠けることなく修了式を迎えられるよう、職員一同サポートしていきます。

第三国定住第6陣が定住先での日本語学習を開始しました

第三国定住第6陣が定住先での日本語学習を開始しました

本年3月末から千葉市に定住を開始した第三国定住第6陣6家族が、定住先で継続的に日本語学習を続けることが出来るよう、文化庁から業務委託を受けた難民事業本部と千葉市国際交流協会が連携し、地域のボランティア教室の協力を得て、日本語学習支援を開始しました。 難民の個々の学習希望に応じて、マンツーマンの指導を行う千葉市国際交流協会の日本語教室や、親子で通える教室など、地域でそれぞれ特性を持って活動している教室へ参加します。 初日に参加した難民からは、「家族で通える所があってよかった」「授業がとても面白い」などの声が聞かれました。地域の教室への参加は、日本語の学習だけでなく、地域の日本人や日本語を学ぶ他の学習者との出会いと交流の機会でもあります。様々な人とコミュニケーションを取ることを通じて、楽しく日本語を学ぶことができるよう、引き続ききめ細かく支援を行っていきます。

第三国定住難民向け日本語教育通信講座用の教材が公開されました

第三国定住難民向け日本語教育通信講座用の教材が公開されました

第三国定住難民が後期半年コースの定住支援プログラム(日本語教育等)を修了した後も、定住先において継続的かつ自律的に日常生活を送る上で必要となる読み書き能力を習得するため開発された「社会参加のための日本語通信講座」の教材が文化庁の日本語教育コンテンツ共有システムポータルサイト【NEWS】に公開されました。
日本語版 http://www.nihongo-ews.jp/contents/view/%3Fid%3D918 英語版 http://www.nihongo-ews.jp/contents/view/%3Fid%3D919 ミャンマー語版 http://www.nihongo-ews.jp/contents/view/%3Fid%3D920 カレン語版 http://www.nihongo-ews.jp/contents/view/%3Fid%3D921 今後は地域の教室での文字学習や自宅での読み書き日本語学習に活用したいという第三国定住難民及び定住先地域の日本語教育支援関係者に対して説明会と教材配布を行う予定です。