ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth高校生のための国際交流・国際協力EXPO2016に出展しました

ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth高校生のための国際交流・国際協力EXPO2016に出展しました

 12月23日(金)に大阪国際交流センターにて「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth高校生のための国際交流・国際協力EXPO2016」が開催されました。このイベントは、高校生にターゲットを絞り、広く国際協力の大切さを認識し、高校生同士の情報共有や、国際交流・協力の分野に参加する機会を提供することを目的に、高校生が実行委員として企画・立案を担うものです。

 NGOやJICA、企業や学生団体などの国際交流・協力に取り組む団体による活動紹介ブースのほか、高校生によるポスターセッションや活動報告会、ワークショップ、パフォーマンスなど、高校生が主体となったさまざまなプログラムが実施されました。

 難民事業本部は活動紹介ブースを出展しました。ブースでは、日本が受け入れた難民(インドシナ難民・条約難民・第三国定住難民)についての説明、難民事業本部の活動を紹介したパンフレットや世界難民地図の配布、難民に関するクイズの出題を行いました。難民認定された人数の少なさを初めて知り驚く方がいる一方、難民問題に関心が高く様々な活動をしている方も多く来訪し、60名以上の方に日本に定住する難民や難民事業本部の活動について知って頂きました。

 今年は47の団体が参加し、活気のあるイベントとなりました。難民事業本部はこれからもより多くの方々に難民問題について知っていただけるよう、イベント出展やセミナーの開催など、有意義な広報イベントを企画してまいります。


第三国定住難民第7陣が地域の行事に参加しました(2016.12.11、12.25)

第三国定住難民第7陣が地域の行事に参加しました (2016.12.11、12.25)

第三国定住難民第7陣として来日したRHQ支援センター第26期入所者は、12月11日(日)、地元商店会のご厚意で、福引き抽選会に参加しました。 商店会主催の歳末大売り出しの最終日にあったこの日に、入所者は音楽ライブや綿菓子、飲み物の無料提供を楽しんだあと、福引きに初挑戦しました。皆、勢いよく抽選器を回転させるものの、なかなか玉を出すタイミングがつかめず、やっと玉が出てくるとほっとした面持ちでした。結果はどの家族も末等でしたが、大人も子どもも年末の商店会の活気に触れたことに満足した様子で、商店会長にお礼の挨拶をし、会場を後にしました。
そして、12月25日(日)には、地元町会と高齢者施設のご厚意で、同施設の餅つき会に参加しました。彼らにとって、餅つきも初めての体験です。大人も子どもも日本人に混じって、杵と臼で餅をつき、日本でもあまり見ることの少なくなった風習を体験させていただきました。 臼の中の餅は体重をかけて杵でつくと、徐々に粒がなくなり、きれいに滑らかになっていきます。そんなつきたての餅が町会の方の手で、手際よくきなこ餅、あんこ餅、磯辺餅、大根おろしと醤油を絡めた辛み餅に変わっていき、次々ときれいに並べられ、入所者は様々な味の餅をご馳走になりました。最後に作りたての熱々のお雑煮も振る舞われ、あまりの美味しさにお代わりをいただき、作り方も教わりました。お雑煮は、住んでいる地域によって材料や味つけが違うこと、お正月の三が日に食べることなど、新しい知識も知ることができました。また、ミャンマーに餅米を使ったお菓子が多くあることを日本人に紹介し、食を介した交流もありました。 このような日本人との交流は、昨年9月に一時滞在先のマレーシアから来日し、日本に住み始めたばかりの入所者にとって、心が温まる経験になりました。

第三国定住難民第7陣が難民の交流会に参加しました(2016.12.4)

第三国定住難民第7陣が難民の交流会に参加しました(2016.12.4)

2016年12月4日(日)、第三国定住難民第7陣として来日したRHQ支援センター第26期生7家族18名は、当財団が新宿区と共催で開催した難民定住者の交流イベント「日本定住難民とのつどい」を観覧しました。 式典では、難民支援を所管する政府や国際機関から日本に定住している難民への励ましの挨拶があり、ベトナム・ラオス・カンボジアの模範難民定住者への表彰状の授与、難民支援協力者として難民受け入れ地域自治会長への感謝状の贈呈が行われ、日本における難民支援の様子や長く日本に定住している難民の姿を知ることができました。 その後の文化交流プログラムで、ミャンマーを含めた定住難民による民族舞踊や新宿区内の中学生の吹奏楽演奏、区民グループの日本舞踊などを鑑賞しました。 会場では、同じく第三国定住制度でタイやマレーシアから他県に定住している先輩難民たちとも出会い、休憩時間には相互に情報交換したり、連絡を取り合う約束をしたりと、貴重な交流の機会にもなりました。 入所者は、この難民定住者との交流行事が40年近く続いていることを知り、自分たちも将来にわたり、日本で安心して暮らしていけるという思いを強くしたようです。