平成29年度日本定住難民雇用促進懇談会(東日本地区)を開催しました(2018.2.28)

平成29年度日本定住難民雇用促進懇談会(東日本地区)を開催しました(2018.2.28)

2018年2月28日(水)、新宿リサイクル活動センターにおいて、東日本地区の雇用促進懇談会を開催しました。今回の懇談会では、難民の雇用に関する事業所間の情報共有と意見交換を主な目的として、難民定住者を既に雇用している事業所、これから雇用を予定している事業所に参加して頂いたほか、厚生労働省及び職業安定機関等関係者23名が出席しました。 難民定住者を雇用している衣服販売業、婦人革靴製造業、物流サービス業、旅行業(情報システム関連)の事業所からは、難民雇用の現状と課題並びに雇用に際して行っている事業所独自の工夫や今後の取り組みについて報告いただきました。各事業所からの報告を受けて、これから難民の雇用を予定している事業所(介護業、木材加工業、機械部品製造業)からは、既雇用事業所に対しての質疑応答があり、基本的なものから実践的なものまで幅広い質問がなされ、具体的なアドバイスを受ける機会となり、有意義な情報共有と意見交換の場となりました。 また、出席者のうち5社5名は懇談会終了後に、RHQ支援センターで難民の方々の学習の様子を見学しました。
 
懇談会の様子   授業見学の様子

難民理解講座を「ちば市国際ふれあいフェスティバル2018」で行いました(2018.2.11)

難民理解講座を「ちば市国際ふれあいフェスティバル2018」で行いました(2018.2.11)

2月11日(日)千葉市民会館(千葉県千葉市)で開催された「ちば市国際ふれあいフェスティバル2018」において、千葉市民の皆さまなど約50名を前に、伊藤寛了企画第一係長が難民理解講座を行いました。 今回の難民理解講座では、普段の生活ではあまり馴染みのない「難民」についての概説からお話を始めました。難民事業本部が発行する「世界難民地図」を用いながら、世界ではいま6,560万人が難民・避難民として避難を余儀なくされている状態にあること、そして、日本も1979年以来、インドシナ難民への支援を開始し、現在は第三国定住難民や条約難民(難民認定者)の受入れと定住支援を実施していることを説明しました。 次に、難民事業本部が実施している定住支援プログラムや、プログラム修了後のアフターケア、そして難民の地域での定住の様子について、リーフレットや写真パネルを用いながらご紹介しました。千葉市に定住している難民の方々は、地元の夏祭りでミャンマー舞踊を披露するなど、地域の方々の温かい支援のおかげで地域社会に溶け込み、自立した生活を送っています。 最後に、地域の方々の理解や支えが、難民の日本での定住にとって非常に重要であり、継続的な支援をお願いするとともに、隣人として難民を身近に感じて頂けるよう、ご理解とご協力をお願いしたいとメッセージをお伝えし、講演を終わりました。 参加者からは、「身近に難民の方が暮らしていることを知らなかった。これを機会に勉強していきたい」という声を頂きました。 難民事業本部(RHQ)は、世界の難民問題や、日本での難民受入れと日本定住など、難民に関する様々なテーマで「難民理解講座」を行っております。授業や講演などをご希望される学校・団体の方は、HP「お問い合わせ」より、ぜひご連絡ください。
 

「ワン・ワールド・フェスティバル」に出展しました(仮2018)

「ワン・ワールド・フェスティバル」に出展しました

2月7日(土)と8日(日)、西日本最大の国際協力・交流イベント「ワン・ワールド・フェスティバル」が大阪市内で開催され、関西支部は活動紹介ブースを出展しました。 NGO/NPOや国際機関、企業等の活動紹介ブースのほか、世界の料理が楽しめる「みんなのキッチン」やトークセッション、民族舞踏や音楽の披露、ワークショップやセミナーなど様々なプログラムが実施され、2日間で約26,000人の来場者があり、どの会場も大変賑わっていました。 難民事業本部のブースでは、日本が受け入れた難民(インドシナ難民・条約難民・第三国定住難民)についての説明、難民事業本部の活動紹介、リーフレットや世界難民地図の配布、クイズラリー等を行いました。インドシナ難民が日本に1万人以上受け入れられたことを初めて知った方もいる一方、難民問題に関心が高く様々な活動をしている方も多く見受けられ、この2日間にブースに立ち寄り、難民事業本部の活動を知っていただいた方は約300名にのぼります。 今後もより多くの方に難民事業本部の活動を知っていただけるよう、イベント出展やセミナーなどを開催し、広報、啓発に努めていく予定です。

ワン・ワールド・フェスティバルに出展しました(2018.2.3,4)

ワン・ワールド・フェスティバルに出展しました(2018.2.3,4)

2月3日(土)、4日(日)の2日間、西日本最大の国際協力・交流のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」がJR天満駅周辺(関テレ扇町スクエア・北区民センター・扇町公園)にて開催されました。 関西を中心に国際協力・交流に関わるNPO/NGO、政府機関、国際機関、教育機関、自治体や企業などが協力し、活動紹介ブースの出展に加えて、世界の料理が楽しめる「みんなのキッチン」やトークセッション、セミナー、映画上映、ワークショップ、民族音楽やダンスの披露など、様々なプログラムが実施され、2日間とも多くの来場者で賑わいました。 難民事業本部は、北区民センター2階ホールにて、活動紹介ブースを出展しました。ブースでは、日本に暮らす難民(インドシナ難民・条約難民・第三国定住難民)についての説明、難民事業本部の活動の紹介、インドシナ難民の絵ハガキやリーフレットの配布、難民に関するクイズの出題を行い、2日間で264名の方にお立ち寄りいただきました。日本の条約難民認定数が少ないということをご存じの方が多かったのですが、その一方でインドシナ難民が日本に1万人以上いるということを知って驚かれる方がたくさんいらっしゃいました。難民問題について関心をお持ちの方より、難民事業本部の職員にご質問やご意見をいただきました。 今後もより多くの方に難民問題について知ってもらい、身近な問題として関心を持っていただけるよう、イベント出展やワークショップ、セミナーの開催など、有意義な広報イベントを企画してまいります。
 

RHQ支援センター第28期生(第三国定住難民第8陣)が、日本語教育の一環として高校生および大学生と交流を行いました(2018.2)

RHQ支援センター第28期生(第三国定住難民第8陣)が、日本語教育の一環として高校生および大学生と交流を行いました(2018.2)

RHQ支援センター第28期生(第三国定住難民第8陣)の10代の若者4名が、東京都立戸山高校および聖心女子大学の学生と日本語で交流を行いました。 戸山高校では国語の授業の時間を使って、「日本語で伝え合う」をテーマにグループディスカッションを行いました。ミャンマー語やカチン語を使った番号ゲームで打ち解けた後は、ミャンマーやマレーシアの話、好きな作家や音楽、将来の夢など、様々なトピックで活発なやりとりがありました。最後は全員で「世界にひとつだけの花」を歌い、互いにエールを送りあいました。大学生との交流は、聖心女子大学の難民支援学生団体SHRETのメンバーの皆さんの協力のもと、3日間の交流プログラムを行いました。初日は難民が大学を訪問し、2日目、3日目は大学生がRHQ支援センターへ訪問しました。3日間のプログラムでは、日本語とマレー語を使ったゲームやトピックごとの発表と質疑応答を行ったり、お互いの国にちなんだクイズを出し合う、皆で歌を歌うなど、楽しいひとときを過ごしました。 2つの交流を通じて、難民はこれまで学習した日本語を使って、好きな食べ物や音楽、文化について積極的に会話のやりとりができました。共通の趣味を発見して盛り上がる場面や、ミャンマーと日本の文化の違いについて話し合う場面が見られ、難民たちも普段の教室とは違う日本語でのやりとりを経験することができたようです。 参加した難民からは、「日本の高校生や大学生とはじめて話せて楽しかった」「大学生のフレンドリーな対応がうれしかった」等の声がありました。 参加した学生の皆さんからも、とても楽しかった、勉強になったという感想をいただきました。 難民の若者にとって、年齢の近い学生との交流は貴重な経験になったと思います。 交流にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
 
高校での交流の様子   大学での交流の様子