RHQ支援センター条約難民コース第27期生、第29期生の修了式と第30期生の開講式を開催しました(2018.3.27,4.9)
2018年3月27日(火)、条約難民第27期生夜間通年コースの修了生3名及び第29期生後期半年コースの修了生1名を対象とした合同修了式が開催されました。式典は、難民事業本部長臨時代行の挨拶に始まり、日本語教育参与からのお祝いの言葉、施設長からの修了生への修了証書等の授与に続き、日本政府から外務省、法務省、厚生労働省、文化庁、国際機関からUNHCR駐日事務所、自治体から新宿区、地元町会の方々から修了生にあてた祝辞とともに、身に付けた日本語を忘れず、仕事や勉強を頑張って欲しいと励ましの言葉をいただきました。
修了生からのスピーチでは、「センターに来る前は日本語がぜんぜん分からなかった。今はアパートの下の部屋の人と話ができます。看板の字も読めるようになって駅や街で困らなくなりました」という日本語の大切さを表したものや、「日本語勉強しながら、大学院に入って勉強を始めた。離れていた家族と一緒に住めるようになった。日本語能力試験N3に合格した。これからN2、N1を目指します」という熱意を感じるものまでありました。
4月9日(月)、条約難民第30期生(前期半年コースと夜間通年コース)の開講式が開催されました。
アフリカ地域、中東地域などの出身者等を前期半年コースは12名(うち保育児6名)、夜間通年コースは3名が受講します。
式典では、政府、地元自治体等関係者からお祝いと歓迎の言葉がかけられ、入所者からは、日本語のクラスに入って毎日学べることの喜びや初めて学ぶ不安を話す人もいましたが、日本語が出来るようになったら仕事をしたい、日本人と話をしたい、書類を読めるようになりたいなど目標をあげた人もいます。様々な国の出身者たちが文化や習慣の壁を乗り越えて、日本語を学び、日本社会に溶け込もうと努力しています。RHQ支援センターは、こうした方々が所定のプログラムを無事に修了できるよう、サポートしていきます。