ラオスのお正月祝賀会に参加しました(2018.4.22)

ラオスのお正月祝賀会に参加しました(2018.4.22)

2018年4月22日(日)、在日本ラオス文化センターにて行われた「ラオスのお正月祝賀会」に参加しました。同祝賀会は、在日本ラオス協会が毎年主催するラオスの新年を迎えるお正月行事です。 会場となった在日ラオス文化センターは、今年創立15周年にあたり、在日ラオス協会会長の挨拶では、当初は愛川町民家を有志で購入し、お寺形式で僧侶を常駐できるようにと発足したという建設の経緯や、建設後も在日ラオス人たちが心を一つにして民家を寺院として整えたこと、装飾や庭を母国であるラオスの寺院を模して仏像を設置し、華やかさを増していったことなど、同センターの歴史について話されました。 また、日頃の仏教信仰の厚さや毎年催される日本在住のラオス人たちの仏教行事の取り組みが評価され、在日ラオス大使館の協力を得て、今年から僧侶の在留期間がこれまでより延長されることとなったことも報告されました。 室内では僧侶の読経に唱和する人たち、母国料理を振舞う女性たち、花束や供養の品を抱える人たちで今年も多数のラオス人定住者たちでにぎわいました。 また、華やかな民族衣装を纏った少女たちによる民族舞踊が披露され、その後には大使の音頭によりみんなで民族舞踊を楽しみました。 在日ラオス文化センターは、地域の方々のご協力のもと、母国の伝統文化を守りながら日本とラオスの文化交流を深める場として、多くのラオス人定住者の方々の協力のもとで、設立されて15年が経ちました。今後の益々のご発展を、難民事業本部も心よりお祈り申し上げます。

ベトナム建国記念日の祝賀交流会に参加しました(2018.4.14)

ベトナム建国記念日の祝賀交流会に参加しました(2018.4.14)

2018年4月14日(土)、在日ベトナム人による毎年の恒例行事である「ベトナム建国記念日祝賀交流会」に参加しました。在日ベトナム人グループは、日本に定住するベトナム人たちの相互扶助及び安定した自立生活を支えるために様々な行事を催しています。 ベトナム伝統の古式にのっとった仏教儀式のしつらえの祭壇で、厳かな雰囲気のなか、先祖に敬意を表して祈りを捧げました。 主催者であるベトナム協会代表のグエンフォックカン氏による挨拶では、同行事開催にあたり、難民として受入れてくれた日本政府及び、現在も支援を続けている難民事業本部をはじめとする各関係機関への感謝の言葉が述べられました。 その後は、ベトナム建国のお祝いでよく振舞われる伝統料理が並んだパーティーが開かれました。川崎市で活躍している子供たちのグループによるベトナム舞踊や、在日ベトナム人の若者によるベトナム古武術の舞踏も披露されました。 100名程の参加者が集まり、日本語とベトナム語が飛び交いながら、会場は大変賑わい、今年もみんなで楽しく過ごしていました。

RHQ支援センター条約難民コース第27期生、第29期生の修了式と第30期生の開講式を開催しました(2018.3.27,4.9)

RHQ支援センター条約難民コース第27期生、第29期生の修了式と第30期生の開講式を開催しました(2018.3.27,4.9)

2018年3月27日(火)、条約難民第27期生夜間通年コースの修了生3名及び第29期生後期半年コースの修了生1名を対象とした合同修了式が開催されました。式典は、難民事業本部長臨時代行の挨拶に始まり、日本語教育参与からのお祝いの言葉、施設長からの修了生への修了証書等の授与に続き、日本政府から外務省、法務省、厚生労働省、文化庁、国際機関からUNHCR駐日事務所、自治体から新宿区、地元町会の方々から修了生にあてた祝辞とともに、身に付けた日本語を忘れず、仕事や勉強を頑張って欲しいと励ましの言葉をいただきました。 修了生からのスピーチでは、「センターに来る前は日本語がぜんぜん分からなかった。今はアパートの下の部屋の人と話ができます。看板の字も読めるようになって駅や街で困らなくなりました」という日本語の大切さを表したものや、「日本語勉強しながら、大学院に入って勉強を始めた。離れていた家族と一緒に住めるようになった。日本語能力試験N3に合格した。これからN2、N1を目指します」という熱意を感じるものまでありました。
4月9日(月)、条約難民第30期生(前期半年コースと夜間通年コース)の開講式が開催されました。 アフリカ地域、中東地域などの出身者等を前期半年コースは12名(うち保育児6名)、夜間通年コースは3名が受講します。 式典では、政府、地元自治体等関係者からお祝いと歓迎の言葉がかけられ、入所者からは、日本語のクラスに入って毎日学べることの喜びや初めて学ぶ不安を話す人もいましたが、日本語が出来るようになったら仕事をしたい、日本人と話をしたい、書類を読めるようになりたいなど目標をあげた人もいます。様々な国の出身者たちが文化や習慣の壁を乗り越えて、日本語を学び、日本社会に溶け込もうと努力しています。RHQ支援センターは、こうした方々が所定のプログラムを無事に修了できるよう、サポートしていきます。