平成30年度第三国定住難民に対する日本語教育支援推進懇談会を開催しました(2018.5.28)
5月28日(月)、東京セミナー学院会議室において、日本語教育支援推進懇談会を開催しました。第三国定住難民に対する日本語教育支援関係団体、文化庁国語課及びRHQ支援センター日本語教育相談員等関係者計22名が出席しました。
平成29年度に実施した、第三国定住難民に対する日本語教育事業実施状況の報告及び、平成30年度の事業計画についての報告を行いました。また通信教材について開発事業者からの説明があり、実際に使用している支援者から具体的な意見や感想が寄せられました。
続いて、現在日本語教育支援の現場において抱えている課題や今後考えられる支援の在り方についても、参加者からの事前アンケートで出された意見を中心に、議論を行いました。
大人の日本語教育支援については、日本語学習のニーズがライフステージに応じて多様になっていること、教室で扱うトピックを学習者の生活上のニーズとリンクさせることで、日本語学習が生活情報を得る機会になるのではないか、といった意見が出されました。
子供の日本語教育支援については、家庭学習をどう促すか、部活動などの学校生活と学習教室との両立の課題、進路選択を含むより長期的なキャリア支援へどうつなげていくか等について、現場での課題を踏まえつつ、今後の支援の在り方について活発な意見交換が行われました。
定住後のより充実した日本語教育支援に向けて、今後も関係各所との意見・情報交換を行っていきます。また、支援者同士が互いに交流を深められる機会を今後も継続して作っていきたいと思います。
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