UNHCR
2003年のPre-EXCOMに参加して
ジュネーブにあるUNHCR本部
ジュネーブにあるUNHCR本部
9月24日から26日までの3日間ジュネーブの欧州国際連合本部で2003年Pre-EXCOMが開催されました。Pre-EXCOMとは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と世界のNGOとの対話会合で、毎年秋に開催されるUNHCR執行委員会(EXCOM)の直前に開催されます。 今年は世界65カ国から160団体250名が参加し、日本からは難民事業本部を含め2団体2名が参加しました。Pre-EXCOMの会議の結果は各国政府代表が集まるEXCOM会合で発表されます。 今年の会議は次のような多くの分科会が設けられ議論が行われました。 (1)難民支援活動における現場での協力、(2)難民保護のための登録方法、(3)難民保護の改善、(4)女性・子供の教育及び社会的サービスの評価、(5)人権と難民の保護、(6)難民キャンプの安全と難民キャンプの文民的性格、(7)国内避難民の問題、(8)難民の恒久的解決、(9)世界各地の難民保護、(10)教育及び社会再建のための技術の提供、(11)支援活動に携わる人の行動規範、(12)NGOの維持強化と資金調達、(13)地域別の状況(アフリカ、アジア・大洋州、中央アジア・南西アジア・北アフリカ・中東、アメリカ、ヨーロッパ) 今年の会議は「人道支援活動に携わる職員の安全」、「UNHCRと国連機関及びNGO等との協力関係」及び「難民の保護」が主なテーマでした。 過去1年間において国連機関及びNGO等の人道支援活動をしている職員に犠牲者が多くでおり、特にアフガニスタンの状況及びイラク・バクダッドの国連事務所の事件について衝撃が大きかったことを多くの講演者が述べました。 協力関係については、支援現場における活動の協力のみではなく、本部における情報交換・資金調達・アドボカシーにおける国連機関とNGOとの連携を強化することにより効果的な活動を目指すことが述べられました。また、発展途上国のNGO及び地元のNGOとの連携、能力強化等の重要性が述べられました。 難民の保護に関しては、2002年に出された「保護に関する行動指針(Agenda for Protection)」を基本に「Convention Plus initiative」に発展させることとなり、同initiativeは難民保護の改善と共に、難民の恒久的解決政策(自主帰還、庇護国定住、第三国定住)を進めるための庇護国支援等が含まれることになります。
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