2024年12月23日(月)、定住支援プログラム受講中の第三国定住難民と条約難民が地域の社会福祉法人主催の「餅つき大会」に参加しました。受講者は地域の方々やお年寄りの方々と交流しながら、日本の伝統文化の一つであり、年末の風物詩でもある「餅つき」を体験しました。
熱々に蒸された餅米が臼に入ると、お米のいい香りが広がりました。地域の方々が杵でぐいぐいと餅米をつぶして餅つきの下準備をする様子を受講者たちは興味津々で見ていました。
餅つきのお手本を見せていただいたあと、受講者も順々に餅つきを体験しました。
「よいしょー!よいしょー!」の掛け声に合わせて杵を振り下ろし、だんだんと美味しそうな餅になっていく様子を楽しんでいました。
日本の餅つきは皆さん初めての経験でしたが、出身国によっては餅に似た食べ物があるそうです。
ミャンマーのある州では、杵と臼に似た道具で餅をつくそうで、日本の餅のつき方とどう違うのか、地域の方々に紹介しました。ミャンマーには、黒紫色の餅(のような食べ物)があるそうです。
初めて食べるつきたての日本の餅は子どもにも大人にも大人気で、皆さん「美味しい!!」とぺろりと平らげていました。
地域の方々やお年寄りの方々との交流は、難民である受講者にとって日本の文化や慣習を知る機会、日本語使用の機会となるだけでなく、地域の一員として安心・安全な生活を送っていくうえでも重要です。定住先においてもぜひ機会を見つけて地域のイベントなどに参加してほしいと思います。
主催の社会福祉法人の皆さま、地域・町会の皆さま、「餅つき大会」にご招待いただきありがとうございました。