定住支援プログラム
難民事業本部は、RHQ 支援センター(東京都)において、条約難民と第三国定住難民を対象に定住支援プログラムを実施しています。RHQ 支援センターは通所式定住支援施設として、2006(平成18)年4月に開所しました。 定住支援プログラム案内(PDF)入所対象者
- ① 法務大臣から難民として認定された人(条約難民)とその家族※。ただし、既に定住支援プログラムを受講された方は除きます。(※家族とは、条約難民の配偶者や親、未婚の子どもで、日本での在留資格がある外国人を指します。)
- ② 日本政府が第三国定住難民として受け入れた人。
コース
572授業時限の日本語教育と、120授業時限の生活ガイダンスの計692授業時限のコースです(1授業時限=45分)。 条約難民とその家族は、半年コース(前期/後期)か、1年コース(夜間)を選べます。第三国定住難民のコースは、半年コースです。

定住支援プログラム概要
難民及びその家族が日本社会で自立した生活を営むため、①日常生活に必要な日本語力を身につける日本語教育、②日本の社会制度や生活習慣、文化、保健衛生等を学ぶ生活ガイダンス、③就職先や職場適応訓練先のあっせんを行っています。- ① 日本語教育では、生活の基礎となる日本語能力の習得を目標にしています。日々の生活に直結する実践的内容とし、机上の講義に加え、体験を伴う反復学習を重視したカリキュラム編成を行っています。
- ② 生活ガイダンスでは、日本の生活に必要な知識や制度を学びます。例えば、防災や避難の仕方や、ゴミの分別やゴミ出しのルール、遵法や社会保障制度、税制、健康管理などです。
- ③ 就職支援としては、履歴書の書き方や面接の受け方を指導したり、職場見学の機会の提供や就職後の定着指導を行っています。
- 他にも、日本文化の体験を通じて、地域の方々との交流の機会を取り入れています。

相談対応
RHQ 支援センターでは、日本語教育相談員や職業相談員が常駐し、日本語学習や就労等に関するさまざまな相談に対応しています。また、保健師と精神衛生カウンセラーが心身の健康に関するアドバイスを行うこともあります。